感涙のフィナーレを、Dolby Cinemaでもういちど。

 最近は、火曜日だけはほぼほぼ必ず映画館で観る感じになっている……とも限らないかも知れない。しかし、週末は人出が多く、ウイルス関係なしに混雑があんまり好きでない私は、時間が作りやすい火曜か木曜に観に行くのがいちばん無難なのです。
 というわけで本日もお出かけ。バイクにて有楽町に赴き、劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン (Dolby Cinema)』(松竹配給)を観てきました。
 ――自分でも、まさかもういっかい観に来るとは思ってませんでした。そうする価値がある出来だ、と感じたのも大きいんですが、やっぱり今回の場合は、Dolby Cinemaに最適化しての上映が実施された、というのがいちばんの理由です。Dolby Cinemaは音響のクオリティもさることながら、冒頭のムービーで喧伝する色彩の表現力、とりわけ黒の強さが好きで、アニメだとそのポテンシャルが活きるのでは、と思ったからだったりする。
 想像通り、前に観たときより映像が鮮明。ちゃんとシステムに合わせて調整を施した、というのもあるのでしょうが、ヴァイオレットとギルベルトが別れた戦場のくだりや、社長がヴァイオレットにある報告をする夜のシーンなど、その“暗さ”がより鮮明になってる。線がくっきりしているので、芝居に合わせて微調整したと思しいクライマックスの繊細な表情も解りやすくなってます。ぶっちゃけ、多分にDolby Cinema限定の特典目当てというのもあったんですが、再鑑賞するひとも初めて鑑賞するひとも、あえてこっちを選ぶ価値はあると思う。ちょっと高いけど。

 ひとつ残念だったのは、Dolby Cinemaだと、SMT Membersの無料クーポンが利用出来ないこと。
 松竹系のシネコンでは、コンセッションで買い物をするとき会員証を端末にかざして認証させておくと抽選が行われ、割引券などが貰える。先日、この抽選で映画1本無料になるクーポンが当たったのです。折良くこの『ヴァイオレット~』のDolby Cinema版の公開が決まったので、ここで使う気満々だったのですが――Dolby Cinemaでは使えなかった。
 他のシネコンだと、IMAXやMX4Dでも、追加料金さえ支払えばクーポン類は利用出来るため、油断してました。クーポンの期限はこんどの日曜日まで。それまでになんとしてでももう1回、松竹系のシネコンに足を運ばないと無駄になってしまう。
 実は今週、観る作品や日程はほぼ確定していたのですが、このクーポンを利用するためには、いっかいハシゴせねばならなくなりそう……そんな無理して使おうとしなくても、と自分でも思いますが。

 ちかごろ、銀座界隈で映画を観たあとの昼食は、つじ田でテイクアウトをするのが好例になりつつありますが、今日もけっきょく、他に思いつきませんでした。安心の味とボリューム、しかも予め連絡しておけばほとんど待ち時間なしに買えて、食事そのものは自宅でゆっくり出来る。コロナ禍による倒産も増えているそうですが、ユーザー側にして観れば、こういうテイクアウトを実施するお店が増えたのは幸いだったと思うのです。
 ……でも、そろそろまた新しい店を開拓したいなあ。私の場合、出かけるときの目的はほぼ映画鑑賞がメインなので、映画館のない地区の開拓がどーしても出来ない。大つけ麺博で知ったお店にも足を運んでみたい、とは考えてるんですけど。

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