コメディ三國志。

 火曜日は定期検診が半端な時間に入っていたため映画鑑賞はしませんでした。というわけで約1週間ぶりの映画鑑賞です。
 出かけたのはTOHOシネマズ上野。鑑賞したのは、乱世の中国を描いた歴史物の定番を、福田雄一監督が新解釈によってひたすらコミカルに描き出した新解釈・三國志』(東宝配給)
 予告篇からの期待通り、がっつりコメディ。冒頭の《桃園の誓い》からとことん笑いを取ることにこだわってます。映画ではわりとシリアスに振る舞うことも多い大泉洋が、たぶん史上最も情けない劉備をマイペースで演じ、周りも絶妙に盛り上げる。とりわけ董卓らに色仕掛けを試みるくだりは最高でした。
 が、あまりにも笑いに特化しすぎたせいか、正直なところ中盤は「お腹いっぱい」で、少々だれてくる。全篇コント仕立てで、終始笑えるんですけど、もーちょっとメリハリが必要だったかも知れません。
 それでも、やっぱりクライマックスに置かれた《赤壁の戦い》は見応えがあった。やり取りは一貫してコメディ調ですが、『レッドクリフ』とも異なる戦いの経緯はなるほど新解釈、それも福田監督らしさに満ちていて、ちょっと唸らされてしまった。
 あまりにも現代に寄せすぎた笑いの取り方には賞味期限がありそうですが、しかし間違いなくいま観て楽しいコメディ。こういう、潔く消費されるべき作品もやっぱり大事よね。

 映画が終わったのはちょうど昼食時。外食するともろに混雑にぶつかりかねない。なので、自宅に帰り、昨晩食べたおじやの残りでお昼を済ませました。

コメント

  1. […] 監督&脚本:福田雄一 / プロデューサー:北島直明、松橋真三 /  […]

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