時間のついでに劇場も巡礼します。

 約10年間満喫させていただいた午前十時の映画祭も、残すところあと3作。そこで、これまで利用させてもらった劇場を順番に巡って締めくくることにしました――ほんとはこの映画祭で利用した劇場は4箇所あるんですが、最初に通っていたTOHOシネマズ六本木ヒルズは上映館から外れてしまってるので、行きようがない。まあ、だいぶご無沙汰してるので、映画祭とは関係なく訪れてみようかしら、とは思っている。
 今回訪れたのは、TOHOシネマズ錦糸町 オリナス。昨年、設備不良にてTOHOシネマズ日本橋が使えなくなった時期、避難場所として活用しました。なにせ、他の用事がない場所なので、日本橋の再開以来は滅多に来なくなってます。この映画祭が終わると、ますます機会が減りそうなので、しばらく見納めになるかも。
 鑑賞した今コマの作品は、SF娯楽映画の金字塔、トラブルから過去に跳ばされた少年が、両親のキューピッドとなるべく奔走するバック・トゥ・ザ・フューチャー』(ユニバーサル×UIP Japan初公開時配給)
 この映画祭だけで3回目、映画道楽にハマる以前の初公開当時にも劇場で鑑賞し、地上波でもなんども観てますが、やっぱり面白い。SF的に穴はあれど、世界観が解り易く、ストーリーも丁寧に構成されているので、退屈させず粗を意識させない。何より、ひとつひとつの場面が楽しすぎて、クライマックスまであっという間です。
 午前十時の映画祭10のトリはこの3部作。しかも通常2週間ごとに切替としていたところを、ここだけは1週間ずつの上映です。というわけで、来週はパート2、そしてその翌週の大トリはパート3。……途中で体調崩さないようにしないとね。ここまで来てコンプリートを逃すのは悲しい。

 鑑賞後は、錦糸町駅の近くにある双麺というお店で昼食。昨年のいまごろ、日本橋の穴を埋めるべく通っていた時期に2度ほど立ち寄り、けっこうお気に入りだったお店です。せっかくポイントカードを貰ったのになかなか貯めることも出来ませんでしたから、この機に訪れてみた次第。
 ここの極太平打ち麺が好きなのです――麺の力が強すぎて、つけ汁のパンチが少々弱い印象はありますが、でもやっぱり美味しい。この店のために、ときどき錦糸町の映画館を利用してもいい、と思うくらいけっこうお気に入りだったりする。

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