日曜夜が大変なことになってる。

 季節ごとの番組改編期になると、お気に入りの番組が終わってしまったり、時間帯が移って生活習慣とのバランスを調整しなおしたり、と一喜一憂することが多いです。
 この秋はテレビ朝日が深夜番組に大幅なテコ入れをしたため、だいぶ時間割が変わってしまいました――が、その割に、個人的には不満の少ない改編だった、という印象を持ってます。土曜日に移ってから少し縁が遠くなっていた『激レアさんを連れてきた。』が月曜日に戻ったことで見やすくなりましたし、終わってしまった深夜番組も、体裁を変えたり低予算化したりしながらも、マイナーチェンジして生き残ったものが多いので、それほど不満はない――『にゅーくりぃむ』は、すぐに袋小路に突っ込んで『~ナンチャラ』のスタイルに戻りそうな予感がしてますが。

 そんななか、実は日曜日だけ、少々悲鳴を上げる事態になっている。
 ただし、いわゆる“嬉しい悲鳴”でもある。というのも、私にとっては、ですが、理想的なかたちで番組が繋がってしまったのです。
 この十数年、日曜日は『笑点』から小休止を挟んで『THE!鉄腕!DASH!!』、『世界の果てまでイッテQ!』という日テレ一直線ルートが確立されていた。その一方で、深夜時代から愉しんでいた『モヤモヤさまぁ~ず2』がこの裏に来てしまったのがしばらく悩みの種でした。冒頭30分は観られましたし、録画もしてるんですが、録ってある、という安心感からほったらかしになってしまうこともしばしばで、やっぱり疎遠気味になっていたのです。狩野恵里アナ後半から福田典子アナ全般、ほとんどまともに観てない気がする。
 ところがこの10月から『モヤさま』が21時に移動してくれたお陰で、ようやく私には裏被りするものがなくなった。1時間半から1時間に尺は縮小したものの、むしろそのお陰で、1時間半だと有名なところにも頻繁に立ち寄らざるを得なかったところが、本来の“モヤモヤしたスポットを訪ねる”というスタイルに回帰した印象もあって、古参のファンとしても嬉しい結果になっている。昨晩の彫刻館のくだりはまさにモヤさまの真価でした。
 そして『モヤさま』が終わると、今度はテレビ朝日にて、深夜0時台から昇格した『爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!』、続けて『テレビ千鳥』が待っている。このふたつも深夜レギュラー時代から観ていたので、昇格して時間が被ること、そして内容がヌルくなることを懸念していました。しかし時間割はあまりにも理想的、そしていずれも、いまのところ良くも悪くもスタンスを変えてなくて安心して観てられます――『テレビ千鳥』の枠昇格初回が“丸い石を探す”だったのはあまりにも攻めすぎの感はありましたが、第2回であの問題作、ノブによる『Lemon』のリヴェンジ(?)を試みているのもまた嬉しい。
 そういうわけで、10月に入ってからというもの、日曜日は19時から23時までひたすらテレビを観続ける羽目になっております。嬉しい、けどまあまあしんどい。それぞれ別の曜日に愉しんでたものだから継続はしてますけど、本音を言えばもっと散らしてくれていいんです。被らないから続けて観てるけど、けどさあ。

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