『ゲゲゲの鬼太郎』第29話 ネコ娘の妖怪バスツアー

 しばらく、観てはいたけど1回飛ばしてしまったがために感想を書くことなくスルーしてましたが、今日は他にまったくネタがないので久々に触れてみる。以後もこの作品については五月雨式に言及します。……そこまでする必要もないんだが。

 常日頃から人間界でアルバイトをしているネコ娘。今回は前々から憧れていたバスガイドを務めることになった。小学校の修学旅行に同行することになったはいいが、のっけから行方不明者が続出する……

 見た目中学生ぐらいのネコ娘がどうやってバイト先を見つけているのでしょう、と思っていたらちゃんとフォローがあった、それだけでもちょっと嬉しい回。出先で妄想に浸ったり、そんな彼女からの電話に目玉のおやじが気を遣ったり、という描写の繊細さもいい。初期は色々と心許なかったのですが、回を重ねるごとに話作りがちょっと枯れてきました。

 ただ、ゲストとなる妖怪の登場の仕方や扱いが毎度ちょっとぬるい。いろはにほへとの順に人を攫う、という趣向は悪くないのですが、動機付けや登場のルール設定が曖昧に過ぎる。本来1話で片付けるべき素材じゃなかった気がします。30回を数えようとしている現在も1話1エピソードという原則をきっちり守っていることは評価に値しますが、どうも勿体ない。

 しかし実質20分にネコ娘のバイトの様子とか彼女の可愛らしさとか、オーバーラップする格好で小学生の恋愛感情を盛り込んだ手捌きはなかなか。作画的にはやっぱり微妙なところが多いのですが、制約があるなかで細かな工夫もあるので悪い印象はありません。

 ……どうでもいいですが、鬼太郎の家は目玉のおやじが使うことを考慮して電話を選んだらどうでしょう。

コメント

  1. 柳七恵 より:

    鬼太郎が一番大好きです!!

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