本日のお買い物

1. 津原泰水『赤い竪琴』(集英社)　[bk1／amazon]
2. 太田忠司『月読』(本格ミステリ・マスターズ／文藝春秋)　[bk1／amazon]
3. 黒川博行『アニーの冷たい朝』(創元推理文庫／東京創元社)　[bk1／amazon]
4. 有栖川有栖『作家の犯行現場』　[bk1／amazon]
5. 柴田よしき『残響』　[bk1／amazon]
6. 志水辰夫『背いて故郷』(４〜６、新潮文庫／新潮社)　[bk1／amazon]
7. 田中芳樹『白い迷宮』(講談社文庫／講談社)　[bk1／amazon]
8. 平山夢明・原作『「超」怖い話　死霊の宴』(BAMBOO COMICS／竹書房)　[amazon]

　今日も多いぞっ。

　１は『小説すばる』に不定期掲載された作品を纏めた最新刊、帯には「恋愛小説」とあって、讃辞は小川洋子氏です。２は本格ミステリ・マスターズ最厚となった新刊。死者の最期の声を聴くことの出来る特殊能力を備えた青年と、連続暴行魔への復讐を誓う刑事とが織りなす物語。

　３は警察小説シリーズ復刻第八弾、デート商法に取材したサイコサスペンス風の作品。特別に旧版である講談社文庫に収録されていた鷺沢萠氏の解説を著者の回想と共に再掲しています。４は推理小説の舞台となった土地を著者が訪ねる一風変わった“紀行”本、Media Factoryから発売されていたものに、追加取材分を増補した文庫版。５は死者の残留思念と共鳴する力を備えた女性の巡りあう事件を描いた連作短篇集の文庫化……って、あ、微妙に２とテーマが似てる。６は日本推理作家協会賞を受賞した、著者の初期を代表する長篇。個人的に先行する『裂けて海峡』がいちばん好きなのですが、こちらも捨てがたいので結局また買ってしまいましたのさ。７は省略。
　８は何だかんだで三冊目となる漫画化。率直に言って、あんまり巧い描き手はいないのですけど、それはそれで好きなので今回も買いました。書き下ろし部分は平山氏が曰く付きの場所を訪ねてのレポート２本。肝心の本編新刊は、探すの忘れてました。