- 加藤一『妖弄記』(LUNATIC WALKER/MICRO MAGAZINE) [bk1/amazon]
- 加納朋子『てるてるあした』(幻冬舎) [bk1/amazon]
- 山口雅也『チャット隠れ鬼』 [bk1/amazon]
- 横山秀夫『ルパンの消息』(KAPPA NOVELS SPECIAL) [bk1/amazon]
- 谺健二『赫い月照』(光文社文庫/3〜5、光文社) [bk1/amazon]
- 石持浅海『扉は閉ざされたまま』(NON NOVEL/祥伝社) [bk1/amazon]
- 有栖川有栖『マレー鉄道の謎』 [bk1/amazon]
- 北森鴻『狐闇』(7と8、講談社文庫/講談社) [bk1/amazon]
- 香納諒一『タンポポの雪が降ってた』(角川文庫/角川書店) [bk1/amazon]
- 望月花梨『欲望バス』 [bk1/amazon]
- 野間美由紀『パズルゲーム☆はいすくーる(11)』(10と11、白泉社文庫/白泉社) [bk1/amazon]
やーっと引き取ってきました。ついでに大量購入――これでも若干抑えたんです。買うつもりが忘れていたものもあったし。
で、楽しみにしていた1は、『「超」怖い話』『「弩」怖い話』の加藤一氏が妖怪をテーマにしたエピソードを手がけた新作。この叢書は木原浩勝氏監修のもと、実話から創作までホラーを取り扱っていく予定だそうで、先日ちらっと聞きかじったところではかなり楽しみな内容なのですが――ちょっと装幀が脆いことと、配本の仕方が雑なのが気懸かり。コンビニ配本中心と言いながらコンビニを探しても見つかりにくく、大書店でさえあっという間に品薄になる配本の仕方では名前が定着するのも難しいような。ま、私は特に理由がない限り探してでも買い続けますけど。
2は『ささら さや』と舞台・世界観を同じくした姉妹編。安田ママさんが前々からプッシュしていたので見つけ次第すぐに捕獲しました。前作同様装幀がいい感じ。3は左綴じでチャット画面を再現し、ダークな主題に踏み込んだ新作。4はサントリー・ミステリー大賞佳作を受賞しながらも刊行には至らず幻となっていた処女長篇を改稿したものとか。初版限定でシリアルナンバーの刻印が隠されていて、そのナンバーによって直筆サイン色紙が当たるプレゼント企画あり。詳しくは書名にリンクした特設サイトを参照のこと。……それにしても、これであの汚れやすく壊れやすい装幀をやめてくれると嬉しい。5は昨年の本格ミステリ大賞の候補にもなり、政宗九さんのところの企画では受賞に至った大作長篇が早くも文庫化。神戸連続殺傷事件を題材にしたハードな作品のようなので、文庫化次第買うつもりでおりました。
6はその政宗九さんが前々から勧めていた新作。サイン入りのものを売っていたのでそちらで購入しました。岡嶋二人の名作を意識したようなタイトルに意欲的なテーマ、非常に興味をそそられるのですが――はっきり言いましょう、この装幀はひどすぎ。まるで版権が取れなくて仕方なくそれっぽいイラストで誤魔化した韓流ドラマ本みたいな作りで、作品の印象まで安っぽいものにしている。回収してでも付け替えて欲しいくらいだ。7と8は、親本を持っていますがいずれもなるべく集める方針なので。9はハードボイルド作品で評価を得ていた著者が新境地を開いた作品集。むかし読んだ一冊だけで無条件に信頼している作家なので、文庫化したのを契機にとりあえず購入してみました。
これもなかなか買いに行けなかった漫画文庫二冊、前者の10は近頃新刊がご無沙汰という気がする望月花梨初期作品を集めた文庫。最初の数冊はまだ持っていなかったので、躊躇なく購入。順調に文庫化が進む11ですが、今回表題にある“はいすくーる”はNEXTゼネレーション篇一篇しかない……いいけど。解説は篠田真由美氏。
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