- 小池田マヤ『バーバーハーバー(7)』(ワイドKCモーニング/講談社) [bk1/amazon]
- 横山秀夫『震度0』(朝日新聞社) [bk1/amazon]
- 志村有弘[編訳]『新編 百物語』(河出文庫/河出書房新社) [bk1/amazon]
- ドロシイ・L・セイヤーズ/松下祥子[訳]『忙しい蜜月旅行』(ハヤカワ文庫HM/早川書房) [bk1/amazon]
- ドン・ウィンズロウ/東江一紀[訳]『ウォータースライドをのぼれ』 [bk1/amazon]
- エラリー・クイーン/飯城勇三[訳]『エラリー・クイーンの国際事件簿』(5と6、創元推理文庫/東京創元社) [bk1/amazon]
- 平山夢明・編著『「超」怖い話Ζ』(竹書房文庫/竹書房) [bk1/amazon]
1から4まではamazonにて注文。1は何故か近場の書店では在庫が払底していた、シリーズ完結編。個人的には小池田マヤにはこのくらいのタッチの作品をもっと描いて欲しいのですが、これはこれで意外と暗黒面が濃かったりする。
2は雑誌連載作に加筆改稿を施した最新長篇。阪神大震災と並行して発生した警察幹部の失踪事件を追うというもの。ずっと買っているだけの状態が続いていたこの著者ですが、イベントに合わせて読んだ二冊で平均値の高さを確信したので、当分はなるべく四六判でフォローしていくつもりです。
3は日本の平安期から江戸期にかけての文献から怪談・奇談ばかり百話を集めて現代語に訳した、ありそうであまりなかった類の“百物語”。4はクリスティーと並び称されるイギリス探偵小説界の女王最後の長篇、新訳版。ほかの長篇は創元推理文庫で揃っていますが、これだけは収録されていないので押さえておきます。
どえらい久し振りに登場という気がするニール・ケアリーシリーズ最新刊の5は、しかし従来とちょっと趣を違えているらしい。6はクイーン生誕百周年記念企画刊行、かのクイーンが世界各地で実際に起きた犯罪の謎を解きほぐすという一風変わった趣向の作品集。
7は、加藤一氏のブログをずっと拝見してきた身には刊行されたこと自体が奇蹟としか思えない最新刊。ちょうど帰りの電車内で、それまで携帯していた本を読み終えてしまったので、早速手をつけたのですが、のっけにかなり良質の作品が収録されてます。ほんとーに苦労が偲ばれます……いやもう年二回とか拘らなくて結構ですから、お願いですから心臓に負担のかからないペースで続けてください。
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