- 魁『死神のキョウ』 [bk1/amazon]
- 黒史郎『
黒水 村』 [bk1/amazon] - 朱門優『ある夏のお見合いと、或いは空を泳ぐアネモイと。』 [bk1/amazon]
- 杉井光『死図眼のイタカ』 [bk1/amazon]
- 十文字青『ANGEL+DIVE 1.STARFAKE』 [bk1/amazon]
- 西川真音/工画堂スタジオ[監修]『零と羊飼い』 [bk1/amazon]
- わかつきひかる『ふたかた』(1〜7、一迅社文庫/一迅社) [bk1/amazon]
- 椎名高志『椎名高志短編集 (有)椎名大百貨店』(SUNDAY GX COMICS/小学館) [bk1/amazon]
というわけで、本日無事刊行の運びとなった一迅社文庫ぜんぶ揃えてきました。珍しく丁寧に解説してみる。
1は『CLANNAD』の杏シナリオを手懸けた著者の初小説――というか、私にしてみれば『ALMA』のシナリオライターさんと言ったほうが解り易い。作品自体も、全般に『ALMA』の要素を練り直している趣です。それゆえに、ノヴェライズという形で“キョウ”を扱い、『CLANNAD』でも杏が無意味に書きやすかった私には待望の1冊でした。
2は第1回『幽』怪談文学大賞長篇部門賞を獲得した著者の新作。奇妙な植物を育てる、外界から隔絶した村を巡るサバイバル・ホラーです。これ実は、新耳袋トークライブの常連には非常に楽しい作品になってますが、何でかは読んでのお楽しみ――っても、毎回200人しか入れず常連ばっかりになってるイベントの参加者にだけ訴えてどーすんだという気も。しかしライトノベルでは珍しい本格派のホラーなので、その意味でも興味のある方は是非。……ちなみにこれだけ詳しく書いているところから察せられると思いますが、1と2はもう読み終わってます。
3は『いつか、届く、あの空に。』などで知られるシナリオライターである著者の小説デビュー作。不思議な祭を巡る一種のロードストーリーです。現在これを読んでますが、序盤楽しすぎて電車の中では読めません。迂闊に笑って気持ち悪い人になってしまうので。解る人にはヒロインの設定からして笑えるのですが、そこを抜きにしても、ゲームシナリオで育んだキャラクター描写の上手さが光った作品です。
ここからはまだ手つかずなので詳述できません、ゆえにちょっと簡単めに。4は電撃文庫を中心に活躍する著者による伝奇ミステリー。事件の流れがけっこう本格的な雰囲気を漂わせていて愉しみ。5はボーイ・ミーツ・ガールの物語の模様。6は工画堂スタジオから発売されたデジタルノベル『羊の方舟』を雛形とする、残酷な運命に見舞われた少年たちの物語。7は死んだ双子の姉の霊に取り憑かれ、女装で生活する羽目になった少年を巡るちょっとエッチなコメディ。
現在多忙で読書が捗らず困ってますが、とりあえずこの一迅社文庫はなるべくフォローするつもりです。何となく著者名50音順に読んでいる真っ最中。果たして来月の刊行までに読み終えられるか?
8はすべて単行本未収録だった短編ばかり集めた作品集。てっきり『絶対可憐チルドレン』アニメ化に合わせてまた復刻したものだと思いこんでいたのですが、店頭で勘違いに気づいて購入。この方はやっぱり短編が巧い。
コメント
読書用、保管用、布教用に3冊ずつ買ってくれたに違いないと思っておきます(゜∀゜)
懐的にもスペース的にもそんな余裕はありませんです。