本日のお買い物

  1. 福澤徹三『いわくつき日本怪奇物件』 [bk1amazon]
  2. 平山夢明『怖い本(8)』 [bk1amazon]
  3. 平谷美樹・岡本美月『百物語 第七夜 実録怪談集』(1〜3、ハルキ・ホラー文庫/角川春樹事務所) [bk1amazon]
  4. 三津田信三『忌館 ホラー作家の棲む家』(講談社文庫) [bk1amazon]
  5. 秋月りす『OL進化論(27)』(モーニングKC/4と5、講談社) [bk1amazon]
  6. 森生まさみ『キャラメルBOY(1)』(花とゆめコミックス白泉社) [bk1amazon]

 すべてbk1にて。毎年のことですが、夏は怪談本が多くて嬉しいんだか悲しいんだか。

 1は大藪春彦賞を獲得した著者書き下ろしの実話怪談本。不動産に限定したせいで蒐集の苦労は従来以上だったそうですが、文章力に優れているのでいちばん安心感があります。早速読んでいるのです。2は先頃『「超」怖い話』を卒業した著者の、卒業後初となる単独での怪談本。『「超」怖』から外れた分、個人的に気になっていた各シリーズの差別化は今後しやすくなるかとは思いますが――逆に気にしなくなる可能性もありますが、まあこの方もあの殺人的スケジュールで一定の質を保ってきた人なので、そんなに心配することもないでしょう。3は、正直毎年微妙な印象しか受けていないのですが、いちおう。

 4は刀城言耶シリーズのヒットで注目を集めている著者のデビュー長篇待望の文庫化です。後日談にあたる短篇を追加し、全篇に加筆修正を施して――ということなので楽しみにしてましたが、しかし何よりもこの文庫化で歓迎すべきは、家の図面を掲載したことだと思います。刀城シリーズもそうですが、家や土地の構造が文章だけでは全体像を掴めないのが三津田作品の特徴だったので、可能な範囲で図面を収録して欲しい、というのは読者としてずっと願っていた点でした。……はっきり言って、刀城シリーズで初めて三津田作品に触れた人には色んな意味で衝撃的な作品だと思いますが、でも順次文庫化される流れはファンとして大歓迎です。

 5は買い漏らしていた巻です。……しかし、恒例ネタの“35歳で独身で”がだんだん生々しく感じられるようになってくると共に、たまに「そんなことはない」と普通に否定できるようになってきた自分にちょっと愕然とします。ていうかもしかしてメインのOL連中、年下になってないか……? 6は著者の最新シリーズ。もと赤ちゃんタレントの少年と、子供好き少女のラブコメもの。この作者は恥ずかしい主題でもけっこう巧く整えてくるので、無条件で信頼しております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました