- 島田荘司『島田荘司全集II 寝台特急「はやぶさ」1/60の壁 嘘でもいいから殺人事件 出雲伝説7/8の殺人 漱石と倫敦ミイラ殺人事件』(南雲堂) [bk1/amazon]
- 同 『リベルタスの寓話』(講談社) [bk1/amazon]
- 倉阪鬼一郎『留美のために』(MYSTERY LEAGUE/原書房) [bk1/amazon]
- 山名沢湖『つぶらら(2)』(Action Comics COMIC HIGH’S BRAND/双葉社) [bk1/amazon]
- 同 『レモネードBOOKS Volume Three』(BAMBOO COMICS/竹書房) [bk1/amazon]
- 山口美由紀『天空聖龍〜イノセント・ドラゴン〜(4)』(花とゆめコミックス/白泉社) [bk1/amazon]
bk1にて、主に昨年の買いもらしをまとめて注文しました。基本的に好きな作家の本は初版で手許に置きたい主義なのですが、今回ばっかりは手遅れだろうなー、と諦めつつ注文してみたところ、全部初版でした。……それはそれでやや切ない。
1は前巻から1年以上費やしてようやく刊行された、全集第2巻。御手洗潔と並ぶ島田作品を代表する探偵役・吉敷竹史の2長篇と、珍しいユーモア・ミステリに評判の高いパスティーシュ長篇の全4作を収録。今度もなるべく早めに読みます……読める? で続く2は昨年10月に刊行されて好評を博した、中篇2作を収めた最新作品集。3は昨年後半にかけてラッシュとなった著者新刊のうちのひとつ。題名からして『野獣死すべし』から法月綸太郎『頼子のために』といったあのあたりの趣向に準えているのでしょうか。
4はアイドルに嵌ってしまった女の子の思いがけない運命を描いた連載第2巻。ようやく題名の意味が判明するあたり、かなり計算して描かれているようです。5は愛書家の少年とそれほどでもない少女の恋愛を描いたシリーズ完結巻。カバー折り返しの著者コメントと言い、つくづく読書家の実感をよく押さえた作品でした。6は著者渾身のファンタジー長篇、最新刊。
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