- 田中ほさな『乱飛乱外(3)』(シリウスKC/講談社) [bk1/amazon]
- 鮎川哲也『消えた奇術師 鮎川哲也コレクション 星影龍三シリーズ』 [bk1/amazon]
- 稲見一良『男は旗』(2と3、光文社文庫/光文社) [bk1/amazon]
bk1にて購入。微妙に刊行から時間の経ったもの中心。
1は戦国とくの一を題材にしながらいい感じに逸脱して楽しませてくれるアクション+お色気+コメディのシリーズ第3巻。どうやら1巻につきゲスト・ヒロインひとりというスタイルを確立しようとしている模様。シチュエーションの組み立てが巧く、その幅も広い。『週刊少年サンデー』連載作は勿体ない終わり方をしてしまったので、順調に続いているのが嬉しい。
2は星影龍三の登場する短編を集めた一冊。たぶんほとんど他の体裁で持ってますが、いいの。3は僅かな活動期間ののちに亡くなった、男のロマンティシズム濃密な作風が魅力であった稲見一良作品の復刻。個人的には“人狩り”小説の傑作『ソー・ザップ!』も出して欲しいんだが、駄目?
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