- やまざき貴子『ZERO・IX』 [bk1/amazon]
- 津田雅美『彼氏彼女の事情(21)』(1と2、花とゆめコミックス/白泉社) [bk1/amazon]
- 山田貴敏『Dr.コトー診療所(17)』(ヤングサンデーコミックス) [bk1/amazon]
- 青木ひかる『タッチ もうひとつのラストシーン』(小学館文庫/3と4、小学館) [bk1/amazon]
- 高田崇史『QED〜ventus〜 熊野の残照』(講談社ノベルス/講談社) [bk1/amazon]
- 『ドッジボール [特別編]』(20世紀フォックス ホーム エンターテイメント) [amazon]
- 『ロング・エンゲージメント』(Warner Home Video/6と7、DVD Video) [amazon]
1は……もう正直内容がよく解らん。惰性でチェックしてはいますが、もともと込み入りすぎているうえにあまり描き分けの出来ていない見辛い絵柄に加えて筋が複雑極まりないので余計に混乱しており、最近は眺めているだけ、という感じ。あと二冊で完結、と言っているのがちょっと救いですが……『っポイ!』もそろそろ何とかしてくれんだろうか。2はこれにて完結。こちらも正直に言えば最初の一冊だけで充分、あとはすべて蛇足という気はしますが、芝居編や終盤の昼ドラもどきの展開など結構楽しかったので、まあこれはこれでOK。お疲れ様でした。3は第二部スタート、従来の僻地医療よりも医師がいちばん親しい人間の病と対峙したときの姿勢と、重度の障害を背負っても病んだ部位を残す意味はあるのか? という難しいテーマに挑んでいくという感じでしょうか。しかし……離島とは思えないくらい事件まみれだなこのシリーズ。
4は映画版の公開に合わせて書き下ろされた、原作の出来事を孝太郎の視点から綴った小説版。いちおう買ってみました。5はシリーズ第10作、熊野三山の謎を巡る物語。
6はパチモンルールに基づくドッジボール大会でのすったもんだを描いたコメディ。何せ日本での配給が決まらないうちから待望していた作品で、実物も楽しんでしまった以上は買わないわけには。日本語字幕が何故か二種類ついてたり、コメディならではのNGシーン集などを特典として収録してます。しかし……もうひとつのエンディング、さすがにあれはないだろう。劇場で鑑賞した当時の感想はこちら。
7なんか更に製作が噂程度、原作は邦訳されてるけど入手困難で果たして文庫化されるかどうか、という時点から待ち焦がれていた作品なので、やっぱり私にとって買うのが必然の一本でした。セバスチアン・ジャプリゾ晩年の小説を、ジャン=ピエール・ジュネ監督&オドレイ・トトゥ主演の『アメリ』コンビによって映像化、アカデミー賞候補になるなど高い評価を受けた、戦争を背景とする壮大なラヴストーリー。何せ原作があのジャプリゾだけあって、込み入った謎を詰め込むのにかなり苦労していますが、ジュネ監督ならではのファンタジックな映像演出や戦争のヴィジュアルを描き込みつつ見応えある作品に仕上がっています。原作ファンも失望させない出来なので、気になる方はこの機会に是非。劇場で鑑賞した当時の感想はこちらに。
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