本日の見出しは、なんか無性に聴きたくなったのでこれだけぐるぐる回している状態の一曲。原曲はジョン・コルトレーンの代表作で、もう枚挙に暇がないくらい多くのカヴァーが存在しているものですが、そのなかでも原曲の迫力を最善の形で表現したと思っている、ジャコ・パストリアス・ビッグ・バンド演奏によるものです。
収録されているのは日本公演での演奏の模様を収録したライブ・アルバムで、かつては『インヴィテイション』のタイトルでかなり省略された格好で発表されていましたが、六年ほど前に曲目を大幅に追加、二枚組に変更されて発売されたヴァージョンでいまは聴いてます。実際にはジャコの自作曲『Reza』に挟み込まれる形でこの曲のメインテーマが使われているのですが、それでもこの躍動感は絶品。『ジャコ・パストリアスの肖像+2』と『ワード・オブ・マウス』という研ぎ澄まされたスタジオ音源も名作ですが、心身共にボロボロになっていた晩年まで場末であってもベースを続けていたジャコの本領はライブにあったのでは、と思うとやっぱりこれこそ代表作と言うべきなのかも。
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