衆議院あぼーん。

 郵政民営化自体は全面的に反対はしません。ただ、利点をどう活かして、不採算となりかねない地方局をどう支えていくかなどのヴィジョンがないままただ声高に民営化を訴えるだけのやり口には不快感があったので、否決後議論もなしに解散に至った短絡さにはちょっとモヤモヤ。

 が、今回の衆院解散で、もしかしたら個人的にちょっとだけ有り難い結果になるかも、と想像している点がひとつ。自民党は反対票を投じた議員を来月の総選挙で公認しない、と決定した模様ですが、ニュースを見ていると、どうも反対票を投じた議員のなかに、個人的に「こいつが議員を続けているようじゃ駄目だ」と思っているのが沢山混じっていることに気づいたのです。

 反対派の人々の対応は一致せず、総選挙での戦い方は未だに定まっていない模様。個人の判断を尊重せず制裁で以てのみ対応しようとする自民党の姿勢は言語道断ですが、この機会に対話の仕方も知らないような議員が一掃されると個人的には有り難い。なかには有力者として一時期総裁になる可能性さえ取り沙汰され、「こいつが首相になったら日本から逃げたい」とさえ思っていたのも混じっているので、本気でその人含む数名が政治の世界から退けられることに期待してます。

 仮に民主党が政権を取ってもそんなに状況が改善するとも思えないんですけど……まあ、ここしばらくの小泉首相のやり方に任せるよりは、いちど壊すのもひとつの方法でしょう。その点だけは小泉首相の判断を評価してます……って、本末転倒してるな。

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