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- 駒尾真子[著]/あかほりさとる[原作]/桂遊生丸[Illustration]『かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜』(電撃文庫/Media Works) [bk1/amazon]
- 池上永一『レキオス』 [bk1/amazon]
- 歌野晶午『さらわれたい女』(3と4、角川文庫/角川書店) [bk1/amazon]
- 小川勝己『
撓田村 事件 ―iの遠近法的倒錯―』(新潮文庫/新潮社) [bk1/amazon] - エドワード・D・ホック/木村二郎[訳]『サム・ホーソーンの事件簿IV』(創元推理文庫/東京創元社) [bk1/amazon]
- 井上夢人『the TEAM』(集英社) [bk1/amazon]
一部を除いてやたらと統一感のあるお買い物になったな。
1はタイトルからして気になってましたが、店頭で実物と粗筋を読んで即購入を決意。猫神家の遺産を巡って繰り広げられるミステリーギャグ漫画だそうです。キャラクターが可愛いのに絵のトーンは暗め、もろ横溝風な設定を敷きながら中身はギャグ、という妙な盛り沢山ぶりがツボだったもので。2はアニメ化に合わせて刊行されたノヴェライズ、迷った挙句に結局購入。メイン三人それぞれの視点で、もと男の子ひとりと女の子ふたりの奇妙な三角関係を、感情から丁寧に描いているようです。……この設定と雰囲気は好きなのですよ、要するに。漫画・ライトノベル類は他にも色々と買うものがある、と思っていたのですが、発見できたのはこの二冊だけでした。すーん。
3は昨年『シャングリ・ラ』が話題を呼んだ著者の、同作に繋がっていくスタイルを確立させた壮大な物語。刊行当時から薄々気になっていたので、文庫化を機に購入しました。4は長いブランクに突入する直前に発表され、のちに中田秀夫監督によって『カオス』のタイトルで映画化もされた作品、二度目の文庫化。最初のカドカワノベルス版*1で読んでいますが、久々だし解説は法月綸太郎氏だし、ということでまた買ってみました。……そういや、ハリウッドでのリメイクの話はどうなったんだろうなー。
5も単行本刊行時から気になっていた作品。横溝正史へのオマージュに満ちあふれた作品ということで興味を惹かれたのですが、読んでいた某氏に訊ねたところ微妙な反応だったのでいったん取り止めました。が、文庫でなら多少予想と出来が違っててもいいや、と思い購入。杉江松恋氏の解説の印象からすると、けっこうわたし好みだと思うんですけど。6は手頃な分量でコンスタントに発表されるサム・ホーソーンの事件簿第四巻。
ちょっと久し振りの井上夢人氏最新作である7は、偽霊能力者を支えるための調査に奔走する一味を描く、一風変わった連作短篇集。
それと、買っては来ませんでしたが、店頭でちょっと気になるものを発見しました。あの劇団ひとり初の小説。帯が恩田陸だったのでぱらぱらと眺めてみたのですが、これがけっこう面白そうでした。もともとストーリー性のあるネタが中心だっただけに話作りは得意だったのでしょうし、そのうえ文章もけっこう整っている。買いはしませんでしたが、いまもちょっと購入を検討してます。
*1:うろ覚え。間違ってたらごめんなさい。
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