朝、新聞の訃報欄で、ジャズ・サキソフォニストのマイケル・ブレッカーが亡くなったことを知りました。2005年に難病を患っていることを告白、闘病生活に入り、2006年には一時期ライヴにゲスト出演するなど恢復も報じられていたのですが、薬石効無く13日にこの世を去ったそうです。
自らの名義による最後のアルバムは2003年の『ワイド・アングルス』。ビッグ・バンドに近い大編成でのアルバムで、迫力は充分でしたが、しかし一風変わった小規模編成によるアルバムの鋭さが素晴らしかった。引用したのはバラード中心で、パット・メセニーらのサポートを受けゆったりと心地好く奏でる音が沁みる1枚です。その中から、ジェームズ・テイラーをゲスト・ヴォーカルとして招いた曲を引きました。……本当に、惜しいことです。
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