|
- Perfume『GAME [初回限定盤]』(TOKUMA JAPAN COMMUNICATIONS/CD+DVD) [amazon|通常版:amazon]
- アプトン・シンクレア/高津正道、ポール・ケート[訳]『石油!』(平凡社) [bk1/amazon]
- 有栖川有栖『マジックミラー [新装版]』(講談社文庫/講談社) [bk1/amazon]
1は中田ヤスタカプロデュースで近年次第に存在感を強めてきたアイドルグループ・Perfumeの最新アルバム。そのうち買うつもりでいたのですが、発売数日前にamazonでチェックしてみたら、値段が異様に安かったので予約注文したのです。しかし最近とみに注目を集めているだけあってかなりの売れ行きだったらしく、発売日の入荷には間に合わず、遅れて本日やっと到着。曲想としては、初期のcapsuleの主題を近年の中田ヤスタカのスタイルで演出した、という感じで、概ね予想通りなのですが、しかしその範囲で完璧な仕上がり。先行シングルの曲は無論、新曲も格好良くてキュートで実にいい。capsuleがどんどん格好良さを追求していることもあって、Perfumeには是非この路線を堅持して欲しい――と思っているのですが、どうも中田ヤスタカは少しずつクールな方向へと変えていきたい意向らしい。勿体ない気もしますが、まあ当面はなるべく追いかけてみます。見出しには表題曲を選びました。
2は次の土曜日に日本で公開される映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の原作ということで、bk1に予約注文してあったもの。届いたら予習としてすぐ読むつもりでしたが――現物を見て、こりゃ駄目だ、と早速と諦めました。分厚すぎる。でもとりあえず読み始めましたが。作品自体は1927年にアメリカで発表され、1930年に訳出されたのち、ずっと復刻されていなかったもので、当時の訳を尊重して蘇らせたものだそうです。そのせいか長い上に読みづらいのですが、でもちまちま進めていきます。
3は著者の講談社ノベルス初登場作の新装版。最近の有栖川作品を多く手懸ける大路浩実によるものですが、旧版の辰巳四郎デザインのものも口絵として温存してあるのが往年のファンには嬉しい。
コメント