デスクトップＰＣ死亡。

　購入以来、様々なトラブルで私を悩ませてくれたデスクトップＰＣが、本日お亡くなりになった模様です。

　地デジチューナーで録画をスリープ状態から復帰、録画終了後自動的にスリープに戻るよう設定していたのが、先日から時折復帰に失敗するケースが発生、今週に入るとスリープに入ることさえ不可能になりました。いちおうグラフィックカードの出力は止まり画面は見えなくなるのですが、何やらファンだけが異様に騒々しく音を立てて動いている。通常、キーボードのキーを適当に叩けば復帰するはずですが、この状態だと一切反応がない。ソフトウェアリセットすら無効なので、電源スイッチを長押しして強制的に再起動させていましたが、負担が怖いのでこの１週間ほどはスリープの機能を使わず、予約録画が終了するまではなるべく起動しておくようにしていました。

　が、症状は更に進行し、電源を落とした状態でしばらく放っておくと、ボタンを押しても起動しない、ということが起きはじめた。そのまま更に放っておくと、ボタンを押したときにボタン部分が青く点灯し、橙色に変わって消える、という動作を繰り返したあと、何とか起動するので、これも騙し騙し使っていましたが――本日とうとう、うんともすんとも言わなくなった。

　パソコンのメーカーに電話で問い合わせをしてみたものの、ここは正直、サポートの質が悪く、説教込みで約２時間ほど費やす羽目に。どうにか提示された対処法を試してみましたがいずれも効果なし、ケースを開けて色々と検証した結論として、電源ユニットからマザーボードまでは給電されている、がどうも電源スイッチが正常に反応していない、という様子でした。

　素人考えではありますが、とりあえず電源スイッチが別のものに変えられないか、また先代のマシンでの経験から、マザーボードにつけられたボタン電池が切れた可能性もあると推測。この時点で15時近くなっていたので、疲れを取るために一眠りして、それから秋葉原に赴き、電源スイッチとボタン電池を捜すことにしました。

　しかし、どうも適当な電源スイッチはなく、ボタン電池だけ購入。ついでに、ブルーレイレコーダーの価格をチェック――正直なところ、もうパソコンで地デジを録画するのにはほとほと嫌気が差したので、パソコンがこのまま動かないようなら、新しいマシンを導入する前に、ブルーレイレコーダーを購入しよう、と思ったのです。

　とりあえず必要なデータは常に同期を取得するようにしていたので、ノートパソコンで作業は出来る。スペックが低いのでiPhoneのバックアップを取ったり、ゲームを遊ぶのは辛いのですが、まあ耐えられないこともない。問題は、好きなテレビ番組の録画が出来ず、更にブルーレイの映像ソフトを観ることが出来ないことなのです。この辺りはすっかり私にとって習慣化しているし、特にブルーレイのほうは、ソフトが随分揃ってきたし、最近録画データの保存も移行しつつあっただけに、このあたりの不自由はパソコンのスペックが下がるよりストレスに繋がりかねない。……というより、この２年ほど、私のストレスの主体はほぼ録画周りにあったので、どうせ現行機を切り捨てねばならないなら、これを機にパソコンでの録画を捨て、専用機に転換してしまう方がいい。結果として、専用機ならではのトラブルに悩まされるとしても、現状よりはまだましです。

　帰宅後、ボタン電池の差し替えを試みるも、そもそもボタン電池がマニュアルに書かれているのと違って異常に厳重に固定されており、どう頑張っても取り替えられない。未だに電源ボタンは沈黙を貫いている。

　これはもう、お亡くなりになったものと割り切った方が、まだ気が楽です。かなり厳しいものの、ギリギリで購入資金は捻出できそうなので、月曜日にはブルーレイレコーダーを導入します。

　さよならDell。いずれ新しいデスクトップを導入するつもりですが、御社は候補から外します。

　……しかし口惜しいのは、あと２回で終了するはずの『ハートキャッチプリキュア！』の、この３ヶ月分ぐらいの録画データを失い、仮に見限ったパソコンのデータを再度参照することが出来たとしても、最終回１個手前は録画する手段がないということ。こりゃあれだ、『ハートキャッチ〜』の映像ソフトも買え、という啓示かも知れないなー……

　そんなことをやっていたため、今日は週末恒例の映画鑑賞どころではなく、当然ながら映画感想はなし。嗚呼、観たい映画だらけ＆多忙なのに、フリーパスを利用する機会をいちど逸してしまった……。