レンタルDVD鑑賞日記その265。

  • 『トラウマQ かなりヤバイ家』(SOFT ON DEMAND)

 スムーズに出荷されてしまったのでさっそく鑑賞、『放送禁止』シリーズの長江俊和監督による新作フェイク・ドキュメンタリーシリーズ第2作。今度のテーマは、怪奇映像が撮影された一軒家。

 ……うーん、どうも駄目。着眼点はいいし、クライマックスのネタそのものはいいんですが、過程のリアリティも恐怖感もなければ、せっかくのアイディアを活かすための伏線もまるで足りない。『放送禁止』のような、過剰だけど「あっ」と思わせるようなギミックもなく、正直魅力的なところが皆無です。そうとう低予算であることは仕上がりからも窺えますが、それでも面白くする工夫は色々あるでしょうに。

 もう少し予算があればまともなものが出来た、というのは言い訳にならないと思います。少なくとも、長江監督のこのシリーズにはあんまり期待出来そうもありません……続きがあれば、ちゃんと出来映えを判断するために私は鑑賞しますけど、他人様には断じてお薦めしない。

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