レンタルDVD鑑賞日記その366。

  • 『本当にあった投稿闇映像4』(MAGICAL)

 怪奇ドキュメンタリー・シリーズ第4巻。構成の方向性は悪くない、けど肝心の映像と語り口に難あり、というのが最初のイメージで、そのうち成長するかしら、と期待しながら鑑賞を続けてましたが……そろそろ限界かも。映像の胡散臭さと、取材の雑さがまったく改善しません。とりあえず映像はもうちょっと検証して、どこが変なのか明示しようよ。そしてどこから聞き出したのか解らない曰くを添えるくらいなら、関係者の証言ぐらい取りなさい。さすがに次借りるかは解らない……と言いつつ、忘れて借りそうな気はする。

  • 『ほんとにあった!呪いのビデオ54』(BROADWAY[発売])

 今夏の3部作掉尾を飾る最新巻。最近としては単発作品のクオリティがいまひとつ、という巻なんですが、それでもちゃんと投稿者に話を聞いたり、ナレーションと映像素材の組み合わせで雰囲気を出したり、という工夫が完成されているので、よっぽど安心して観られます。

 連作の方は、なかなかに意外な展開で惹きつけていきます。最終章はやりすぎの一歩手前でしたがそれだけのことがあったのだから仕方ない。かなり凄まじい展開をしたわりには締め括りが不明瞭ながら、ここまで辿り着いたのならまあいいでしょう。ただ、最後の“防衛策”はちょっとズルいと思いましたが。前巻までの凄味がちょっと薄れたやんか。

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