レンタルDVD鑑賞日記その405。

• 『ネットから削除された禁断動画 Not Found13』(アムモ98)

　すっかり杉本演出補が主役になってしまったけど観ている側としても特に異論のないシリーズ第13巻。

　やっぱりもう、“ネットから削除された”というテーマはすっかりどこかへ行ってしまった感があります。収集された動画もいまいち、と言わざるを得ないんですが、ただ杉本演出補を軸とした連続ものは何か、違う次元の面白さに達してしまった。

　特に前後篇のネタは、これを収録してしまうこと自体がちょっとした着眼です。確かに、こういうケースはありうることで、普通にボツにしてしまうであろうところを、反省も含めて過程を公表するというのはなかなか興味深い……とはいえ、発表してしまったら折角の配慮が無意味になるだろ、という気もする。そもそも途中の取材の動きが馬鹿すぎる。調べるならもっと別の角度から調べてみればいいやないかい。

　番外編から続いての心霊スポット突撃にしても、行っているところはガチなんですが、やり方がとにかくアホで、面白いけどそのバカさ加減が面白い、というのはどーなのか。赤外線モードでも細部が解らないような道を女の子ひとり、しかも懐中電灯ひとつで歩かせたら、行き先が解らなくなるのは当然ですし、そもそも怪奇現象とは関係なく普通に足許が危ないでしょーに。もっと準備してから行きなさいよあなたたち。

　……まあとにかく、このシリーズは採用された動画の出来映えとは無関係に愉しめてしまっているので、このノリに付き合えるうちは付き合います。