- 『ジャッキー・チェンDVDコレクション第24号 バトルクリーク・ブロー』(DeAGOSTINI) [amazon]
このシリーズ、定期購読にしてありますから、自然と届くのは有り難いのですが、発送する時期も届く頃合いも定まらないのが困りものです。今年最初の号は遅れて届いたのに、その分を取り戻そうとするかのように今度は4日も早く届きました……ちゃんと手許に来るだけマシ、とも言えますが。
今回は、『蛇拳』『酔拳』の大ヒットを受けて製作会社を移籍したジャッキーが初めてハリウッドに挑んだ記念碑的作品。興収的にも内容的にも不本意な結果となりましたが、振り返ってみるとその後の彼が映画人として成長するうえで、価値のある経験を積んだ1本でもあった。冊子ではその辺をお馴染みのライター陣が丁寧に突っ込んでいて、冊子と映像セットで鑑賞する意味のある内容になってます。
早速、食事しながらひととおり鑑賞したのですが、久々に観て感じたのは、音楽の出来の良さだったりする。『燃えよドラゴン』や、ジャッキーにとっても色々と因縁のある『ダーティハリー』シリーズを手懸けたラロ・シフリンによるジャズ調の、軽くも厚みがある楽曲が作品に風格を加えてます。初期の香港時代の作品は、メインテーマやジャッキー自らが歌う主題歌ぐらいしか印象に残らず、他の曲にはどこか安っぽさがつきまとっていることを思うと、この音楽の存在感はジャッキー作品でも屈指かも知れません。
次号は1995年作品『デッドヒート』。『ゴージャス』に続いて未鑑賞作品が来たのは嬉しい、んですが……なかなか集中して鑑賞する時間が取れないからなー……。
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