レンタルDVD鑑賞日記その471。

 何故かこれはビデオパスで借りてばかりですが。インタビュー映像を撮影し終え、退出する投稿者を映した監視カメラの異変“スタッフルーム”、砂浜に埋まっていた手鏡を覗きこんだときに捉えた奇妙な出来事“手鏡”、バーで行っていたタロット占いのさなかに捉えた不可解な“タロット占い”などを収録。

 単に映像を羅列するだけでなく、背景を取材することで異様さを印象づける『ほん呪』スタイルをきっちり踏襲することで、映像的にはそんなに突出したインパクトはなくても、ちゃんと観られるエピソードに仕立てる手管は、たぶんいちばん安定してます。安定しすぎていて、今回はほんとーに映像がありきたり故に、観ていられるけどそんなにインパクトはない、という状態になってます。

 巻末に収録された最長のエピソード“タロット占い”はともかく、他の映像はあらかたパターンに収まっているわりに、掘り下げが甘いので、観ていられるわりにあまり記憶に残らないのが残念。このあいだ『世界の怖い夜』でも採り上げられていた“手鏡”なんか、導入は異様なんですけど、見え方は『ほん呪』でまったく同じパターンやってたしな〜。

 ただ、それでも採り上げ方にあまり違和感がないので、だらだらと映像を並べて適当におどろおどろしく煽るタイプのよりは格段に観ていられる。よっぽど質が落ちない限りは継続して観ます。

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