レンタルDVD鑑賞日記その539。

 2008年に開催された8回目の単独ライブを映像化。残業する飯塚と豊本の元に、先に帰ったはずの角田が帰ってくる“残業”、役者の演技に不満を覚えた演出家が芝居の手本を見せようとするが……“ハムレット”、出張先で大きな仕事を終えてはしゃぎまくる男達のおかしな騒動“タイの夜”など7篇のネタに幕間映像、特典映像を収録。

 観始めてから、これもしかしてビデオパスでいちど借りた? と気づきましたが、当時はネタにしてなかったので採り上げます。

 順不同で鑑賞してますが、ほぼクオリティは水準以上を保っている。最近の作品になればなるほど、幕間の映像に予算も手間暇もかけているのが窺えますが、ネタとしての面白さは常に安心して観てられます。

 このトリオは、ネタの中でいわゆる“ボケ”と“ツッコミ”の役割を割り振っていても、常に同じ立ち位置というわけではない。おおむね角田さんが常時ボケっぱなしの大ボケで豊本は空気を読まないボケ、飯塚さんはふたりのあいだに挟まって話を転がしていく、というのがフォーマットになっている。この回で言えば“転ばない男”が典型に近い。

 同じようなフォーマットでやってるからマンネリになるか、と言えばさにあらず、フォーマットの中でしっかり違いを演出して、各編毎に後味も変わっているのは凄い。なので、安心して観ていられるけれど、ライブそれぞれに新鮮な印象を受けるのです。しかも、それぞれの個性を膨らませていった結果、現在は更にバリエーション豊かになってますし。

 個人的なお気に入りは前述の“転ばない男”ですが、今回は派生した映像ネタがまた良かった。特に“ハムレット”のアンケートが素敵すぎる。

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