最後の怪し会は6日間、8回公演という、このイベントでは初めての長丁場です。毎日、異なるキャストが登壇するので、当然ながらその面々如何で売れ行きも異なる。普通に考えて、土日は客の入りがいいのが当たり前、そこに人気の声優が加われば、いの一番に捌けてしまうのも頷ける。
かく言う私も、好きな作品に出てることの多い能登麻美子が参加する、ということで、この日曜日の公演を狙っていたのですが――予約は瞬殺、手も足も出ませんでした。
ただ、前にも当日券で辛うじて潜り込めたことがあるので、可能性を信じ、無駄足は覚悟で密蔵院まで出向いてみた。
……キャンセル待ちが、私を含めて7人もいた。
スタッフの方も頑張ってくださったのです。予約客がすべて来訪しキャンセルが発生しない、という厳しい条件のなかで、何とか座席を作って、都合4つは用事していただけた。お一人は早い段階で譲って立ち去られたので、残る6名でジャンケン。結果、私ともうひとかたが敗北したわけです。
その後、スタッフの方が更に奔走して、「お弁当が用意できるか難しいんですが……」という但し書きはありつつも、もう1席は用意してくださいました。もともと私は駄目元で来ているので、この段階でもうひとかたにお譲りし――生理的にギリギリだったのでトイレだけお借りして撤収したのでした。去り際にスタッフの方から「お昼の部なら空きがあったんです」と言われましたが、はじめっからお昼までは考慮に入れてなかったので、これは致し方ない。
徒労に終わることも想定して、新小岩の近くにあるラーメン屋を調べてあったので、バスで駅まで戻り、ラーメン屋にて夕食を摂ってきました。更に電車を途中で降りて、簡単な買い物もしてから帰宅。まあ、ちょっと金のかかる散歩をしてきた、と思えばいいのだ。
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