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昨年11月にリリースされた“心霊闇動画”、もはや古参になったことを感じさせる22巻。既に終電も去った無人駅で戯れていた男女を襲う怪異“死列車”、かつて幼い弟が溺れた川を訪ねた際の記録に写り込む奇妙な出来事“置いていかないで”、学生達が恩師へのメッセージを撮影しているときに異変が起きる“大学ゼミ”など6篇を収録。
全般に映像としては不自然なので、そういう意味では低く評価するひとも多そうですが、“映像として捉えられた怪異”を描いた作品、と解釈すれば、創意は感じられる……まあ、“応接室”にしても“あかずのトイレ”にしても“大学ゼミ”、よく出来た作品の模倣と思われるので、もーちょっと頑張って欲しい気はしますが、それでも飽きずに愉しめるのは確か。
この辺の『ほん呪』フォロワーは、技術面でだいぶ心許ない部分はあっても、基本的なツボは押さえているので、継続して観るのに抵抗はない……とはいえ、もーちょっと自然に見せる努力をしないと、さすがに限度があると思うのだけど。
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