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昨年12月リリース『呪われた心霊動画XXX14』を鑑賞。八百比丘尼が入定したという伝説のある洞窟に潜入した投稿者が体験する怪異“鏡文字”、エゴサーチで見つかった盗撮と思われる奇妙な映像についての話“名前”、旅行中に惨劇に見舞われたカップルの撮影した不可解な動画“雪国”など6篇を収録。
やはり最初の巻のインパクトが凄まじすぎたがために、どーしても巻を追うごとにインパクトは落ちている気はするのですが、それでも未だこのシリーズは怪奇ドキュメンタリーのなかでもハイレベルだと思う。真実ならむろん、虚構だと捉えても充分に怖いし、ここまで凝ったネタを仕込んでいることに感心します。
後半はこのシリーズの本領とも言える、別々の投稿が同じ根から伸びた怪異で繋がれる内容。他の巻に比べると解り易いですし、最後の動画はいきすぎの感がありますが、それでも不気味なことは事実。真剣に観てしまうと本気で悪夢に魘されそうなくらい。
初期と比較してわざとらしさが目立ちがちになってきたのが気懸かりですが、それでもまだまだ面白い。間もなく次の巻もリリースされるそうですが、このくらいのペースで息長く続いてくれると嬉しい。
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