入浴は力仕事。

 まず最初に気づいた異常は、風呂場の給湯器のパネルが時刻を表示しなくなったことでした。

 いま何時か、と思い画面を見ると、3桁ほどの数字がずーっと点滅している。あとで母がマニュアルを確認したところ、どうもエラーメッセージだったらしい。

 後日、ガス会社に連絡、点検をしてもらったところ、どうも浴槽にお湯を供給する機構に不具合が出ていたらしい。一時は給湯器ぜんぶ取り替えになるか、と危ぶみましたが、どうやら一部の部品を取り替えれば済むようで、ほっと一安心。部品自体は取り寄せねばならないので、また後日来てもらうことになった。

 その修理の予定が入っていた先週火曜日の前の晩、今度はカランが壊れました。

 うちのカランはちょうど蛇口の真上にあるノブの部分を回すことでカランとシャワーを切り替える仕組みのものだったのですが、私が身体を洗っているときにひねったら、突如“がきん”みたいな音がして、普通に回しても出なくなった。本来、ちょっとひねれば給水されるのですが、ノブに書かれている目盛よりも大きく回さないと出ない。

 幸いに、ガス会社のほうで水道も一緒に見てもらえるそうなので、翌日すぐに確認してもらったのですが、こちらはカランの部分をそっくり取り替えないといけないらしい。しかも、チェックはこの日来てもらった作業員のかたでも出来ますが、実際に修理する場合、水回りの担当者に来てもらわないといけないらしい。部品の取り寄せも含めて日程を調整した結果、修理してもらえるのはこの次の水曜日、ということになった。

 そもそも我が家も建ててから20年以上経っていて、ガタが来るのは致し方ない。とりわけ蛇口の部分は私も母も薄々、切替の部分が固くなっている、とは感じていたので、交換どきだったのでしょう。

 ……だがしかし、交換するまでの2週間が、地味にしんどい。

 カランの状態は日増しに悪くなっていった。作業員のかたが来ていたその晩には、切替のノブを押し込まないとカランもシャワーも出なくなってしまった。更に次の日には、どっちにひねってもカランからしか水が出て来ない。つまり、お湯が必要になったら、力を籠めてノブを押し込み続けなきゃならない。浴槽の給湯機能は回復しているので、必要な時は湯船から汲めばいい、と母は言いますが、やっぱり身体を流すのは出来るだけ新しく出したい。

 昨日になって、突如としてシャワーだけ普通に出るようになったため、身体を流すのは楽になりましたが、相変わらずカランは押し込まなきゃ出ない。

 そんなわけで、入浴するときのことを考えると、若干鬱陶しくなるのでした……基本、毎日身体を流さないとムズムズしてくるたちなので、入らないで済ませることも出来ないし。あと1週間の辛抱……。

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