- 東雅夫[編]『猫路地』(日本出版社) [bk1/amazon]
- 加藤実秋『インディゴの夜 チョコレートビースト』 [bk1/amazon]
- 岸田るり子『出口のない部屋』(2と3、ミステリ・フロンティア/東京創元社) [bk1/amazon]
- 北森鴻『ぶぶ漬け伝説の謎』 [bk1/amazon]
- 竹本健治『狂い咲く薔薇を君に 牧場智久の雑役』(Kappa Novels/4と5、光文社) [bk1/amazon]
- 高里椎奈『海紡ぐ螺旋 空の回廊 薬屋探偵妖綺談』(講談社ノベルス) [bk1/amazon]
- 田中芳樹『春の魔術』(講談社文庫/6と7、講談社) [bk1/amazon]
- デイヴィッド・ベニオフ/田口俊樹[訳]『99999』(新潮文庫/新潮社) [bk1/amazon]
- 平山夢明『東京伝説 渇いた街の怖い話』(竹書房文庫/竹書房) [bk1/amazon]
- 西澤保彦『リドル・ロマンス 迷宮浪漫』(集英社文庫/集英社) [bk1/amazon]
- 藤田和日郎『藤田和日郎短編集1 夜の歌』(小学館文庫/小学館) [bk1/amazon]
bk1でキャンペーンをやっていたので、この機にと買い損ねていたものなどを一気に注文。
1は猫をテーマに加門七海・谷山浩子・倉阪鬼一郎・化野燐・皆川博子など総勢20名が書き下ろしで競作したオリジナル・アンソロジー。何故か、なんとなく悔しさを覚えながら購入。2は創元推理短編賞を受賞した『インディゴの夜』から始まった、一風変わったホスト・クラブの面々の事件簿を描いたシリーズの第二作品集。3は鮎川哲也賞受賞第一作、見ず知らずの三人の男女がひとつの部屋に閉じこめられた謎を巡る物語。
4は『支那そば館の謎』に続く、京都のマイナーな名所や名物を題材としたユーモア・ミステリ連作。5は久々登場の牧場智久シリーズ、武藤類子に想いを寄せるあまり智久に敵愾心を燃やす少年・津島海人を語り手とする連作短編集。やはりこのシリーズもこういうアプローチで来ましたか、というカバーデザインにイラストですが、個人的には納得。智久と類子の関係に割り込もうとする若者を語り手にするアプローチも面白そうです。6は第一部完結。
7は……いちおう2冊手許に置いておきたかったので。8は映画『25時』の原作・脚本、『トロイ』や近日日本公開の『ステイ』などの脚本を手懸けた著者の作品集。まだ『25時』は読んでおりませんが、見ている範囲でも好みに合いそうだと感じたので購入してみました。9は遂に8冊目となり、もはや『「超」怖い話』の番外編という位置づけから離れて著者のもうひとつの主軸となった感のあるシリーズ最新巻。10は一風変わった心理サスペンスの文庫化。
11は現在クライマックスを迎えている『からくりサーカス』の原型となる『からくりの君』や探偵小説への愛着を窺わせる『夜に散歩しないかね』など、『うしおととら』前後の短篇を集めた作品集。単行本未収録だった短篇に、著者自身のコメントなどを収録しております。
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