最近当たり外れを無視してこの手の怪奇映像集を借りる癖がついてます。返却ついでに探したところ、こんなのを発見したので借りてみた。
内容的には『ほんとにあった!呪いのビデオ』のような、背景を探る過程を盛り込んだドキュメンタリーの形式はとらず、怪奇映像を流してナレーションやテロップでその背景を説明する、テレビの心霊バラエティに近い作り。しかもわざわざ浜田翔子とAKB48の中田ちさとという女の子ふたりを招いてさんざ映像を見せて怖がらせた挙句に、うちひとつの現場に送りこむ、という部分も加えているので、ただレンタルでリリースされていることを除けばまんま心霊バラエティ番組。しかしテレビで流すにはある意味濃いネタがあるので、扱いとしては正しい。
とは言い条、映像自体はわりと有り体、背後を探ることで恐怖を深める手法も取っていないので、軽さは否めません。嫌いではないですし、最近ほんとーにこの手のを観るのが癖になっているので、たぶん続巻も借りてしまうでしょうけれど、特にオススメはしません。テレビでありがちな、やたら悲鳴を上げているだけだったり、笑いに逃げてどっちらけになる類の心霊バラエティがどーしても好きになれないなら、そういう緩んだ部分がないだけこちらのほうが観ていて愉しいと思いますが。
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