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中島みゆきが2002年にリリースしたアルバムより。高倉健と裕木奈江のデュエットのために、因縁深い(?)さだまさしと一風変わったかたちで共作した曲を、そのさだまさしとのデュエットによりカヴァーした曲。同じコード進行を土台に中島・さだがそれぞれ別の詞とメロディを作り、それを同時に歌う、という特異な手法を使っているため、一回で歌詞の内容やテーマを掴むことは事実上不可能、それゆえ“詞”を重要視する人には納得のいかない曲想でしょうが、しかし音楽的にはものすごいことをけっこう平然とやってしまっている意欲作でもあります。
ちなみにさだまさしは先んじること6年前の1996年にリリースした『古くさい恋の唄ばかり プライス・ダウン・リイシュー盤』のなかで、自分のパートのみを中心に構成しなおしてカヴァーしております。
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