急に読書モードに入ってしまった。

　先月末くらいから、読書に流用しやすい時間が出来たのですが、一昨日くらいから一気にペースが上がりました。青空文庫からダウンロードしてダラダラと、じっくり読み進めていた『黒死館殺人事件』をにわかに読み終えると、勢いに乗って、既に半分ほど進んでいた今月発売の原りょう『それまでの明日』も一気に片付けてしまいました……っていうか、半分を過ぎたあたりから、早いところ先が知りたくてたまらない状態になってしまって、余裕があるのを幸い、読み終えてしまった次第。

　すっかり読書欲が高まったのはいいことなんですが、あまりにも欲が先行しすぎている。先日読み終えた大坪砂男全集第４巻で、山田風太郎について触れているくだりがあったために、にわかに風太郎が読みたくなり、手近な山の中から１冊拾って、他の大物と並行して読み進めてたりします――実は購入直後に読み終えた本だったのに。山を掘れば、読んでない山田風太郎の著書いっぱいあるのに。

　しかしまあ、手近な山にあったわりには、買ったのが十ウン年前のものだったせいもあって、内容もほとんど覚えてない有様。仮に覚えていたとしても、せっかくなのでこれはちゃんと最後まで読み進めます……と言いつつ、山を掘るのも面倒くさいので、最近発売された山田風太郎作品はないか、調べてしまっていたりして。とりあえず今回の読書欲はしばらく止まらない感じです。