無性にシラミを潰したくなる。

 新しいハードを購入すると、古いハードから移植したソフトで遊んでみたくなります。私の場合、そんな中でも、今日日こんなシナリオじゃ出せねえよ、と言いたくなるような、古めかしいコマンド総当たり方式のアドヴェンチャーをやりたくなる悪癖がある。

 そんなわけで、Switchのニンテンドーeショップにて、『刑事J.B.ハロルドの事件簿 マーダー・クラブ』を購入してしまいました。

 私がこのシリーズに初めて接したのは確か『ブルー・シカゴ・ブルース』、のちに遡ってリリースされた、シリーズ第2作『マンハッタン・レクイエム』は買っている。ただ、『マーダー・クラブ』については遊んだか覚えていない――もっとも、この辺はミステリとしてそんなに出来がよかったわけでないせいもあって、正確な内容自体をあんまり記憶してないのですが。とまれ、現時点でSwitchにて手軽に入手出来る、古いタイプのアドヴェンチャー・ゲームはこれと『マンハッタン・レクイエム』しかないので、今度ばかりはちゃんと順番通りに遊ぼう、と1作目から手をつけてみました。

 ……うん、やっぱり、古い。

 ミステリのネタとしては悪くない。ただ、コマンドをシラミ潰しにしていかないと手懸かりに辿り着かない一方で、言動にいちいち筋が通っていないので、どーしても作業のような気分にさせられる。ある程度話が進むと家宅捜索や逮捕が出来るようになりますが、なんでこのタイミングで? と首を傾げることばかりです。ていうか、いくらアメリカでも、この程度しか容疑が固まってなかったら逮捕は出来ないんじゃなかろうか。

 しかしまあ、選択肢を追っていたらいつの間にか終わってました、という類よりも、終わらせたときの達成感はある。年がら年中こんなのばっかり遊んでられませんが、やっぱりたまにやるのは楽しいのです。

 そのうち『マンハッタン・レクイエム』も買うつもりです。出来たら『ブルー・シカゴ・ブルース』などの続篇も移植してくれんだろうか。

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