納骨してきました。

 百箇日に近い日曜日であった今日、父の遺骨をお墓に納めてきました。

 うちには祖父母の代から受け継いでいるお墓があるのですが、数年前、故あって別の親類のお墓の管理を引き継いでいました。代々の墓は既にけっこうな人数が入っていて、少し散骨しないと納まらない、という状況でもあり、父自身が生前に口にしていたことなので、だいぶ前に亡くなった長男、つまり私の兄と一緒に、親類のお墓に入ってもらうことにしたのです。

 通常は四十九日に納骨するものですが、事務処理もあるので、年末年始は自宅で過ごしてもらい、今日はまず累代のお墓から兄の遺骨を取り出し、お寺にて父の遺骨と共にお経を上げていただいて、それから親類のお墓に父と兄とを納骨。叔父夫婦ふた組と、親しかった友人数名とともにお祈りしたあと、お墓の管理をお願いしている石材店に紹介されたお店でお清めをしてきました。

 お骨にはなっていたとはいえ、これで完全に家から父が出て行ったことになったわけで、亡くなったときとは別の寂しさがあります。

 ……ちなみに昨晩の深夜3時頃、私がそろそろ寝ようかな、と思っていた頃合いに、階段や廊下を行き来する気配がしていたのですが、その時間帯は母がトイレに出たり、何かしら用足しをしていたわけでもなかったらしい。

 昨晩の極寒に家鳴りが起きた、という可能性もあるんですが、とりあえず父が名残を惜しんでいたんだろう、と思っておきます……生前は我が家でいちばん早く寝るひとだったんですけどね。

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