いつもは感想が書けている場合に、その映画に関連する曲を見出しにするのですが、さすがに今日はほかに選びがたかったので、これをチョイス。アカデミー賞オリジナル楽曲部門を受賞したグスターボ・サンタオラヤの楽曲ではなく、作中かなりいい場面で引用されている坂本龍一の楽曲です。これは劇中に使用されているものとは異なる、2004年リリースの別ヴァージョンですが、基本的な組み立ては変わらないので、聴くとあの胸に沁みるクライマックスが脳裏に蘇ります。
それにしてもこのの映画、アカデミー賞で獲れたのが作曲部門だけだったのが若干不満だったのですが、サントラで聴き、更に劇場で聴いてみると、実はこここそ鉄板だったように思えます。楽曲のクオリティが高く、使い方も巧い。スタイリッシュなんだけど気取っておらず、実にいいタイミングで響いてくるのです。運指の音もそのまま収めた、ギター中心の構成も功を奏しているように思いました。あー、これはもう一回観たいな、すぐにでも。
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