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1は完結。……うーん、どうもこのコンビは間違った方向性にしがみついているように思えてなりません。妖怪変化の絡まない物語でいちど仕切り直すべきなんじゃなかろうか、世界観をリンクさせたりせずに。2は相変わらず妙にほのぼの。まだ第一巻観てませんがちゃんと確保したぞの3は、個人的にいちばん思い入れの強い佳乃がジャケットを飾っていてそれだけで嬉しい。
4は本当に、本当に待望の一本です。柏原兵三の小説『長い道』に藤子不二雄Ａが自らの体験も付加して漫画化した作品『少年時代』を原型に、篠田正浩監督が撮った大傑作。ラストシーン、井上陽水の同題曲をバックに描かれる離別に当時本気で泣きそうになりました。未だに邦画では大好きなものの一本に挙げているくらいなので、発売を心待ちにしてました。他の篠田作品と同時発売ですが、別のものには目もくれず購入。余談ですが、井上陽水の同題曲は現在教科書にも載っているくらいのスタンダードに成長しておりますが、これの公開に合わせて発売された当時はあまり芳しくなく、のちにＴＶＣＭに使用されたことで爆発的に売り上げを伸ばしました。それが当時、無性に腹立たしかった。
5は昨年末に公開された、藤沢周平原作・山田洋次監督による時代劇第二弾。日本アカデミー賞を総ナメにした前作『たそがれ清兵衛』ほど評価は受けませんでしたが、こちらもしみじみと響いてくる傑作。個人的には素晴らしいまでのメイドさんぶりを発揮した松たか子が見所だと思ってます。同好の士はいちど観てみるが吉。鑑賞当時の感想はこちら。
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