一昨日、透析を済ませ、後始末をしているときのこと。
もう針は抜き、作業的にはほぼほぼ終わっている段階。内部に残っている生理食塩水と混ざった血液を排出した血液回路を片付けているとき、突如として透析装置から聴いたことのない警報音が鳴った。
何事か、とモニターを見ると、“CPUエラー”と出ている。このとき、私は装置を操作はしていない。ただ、血液回路の取り外しを始める前に、装置内部の洗浄から電源停止までを行う自動運転のスイッチを入れただけです。
エラー表示が出ると、通知画面の“詳細”という項目から、取り急ぎの対処方法が出る。何せピーピー耳障りなアラームが鳴りっぱなしなので細部まで読んでいる余裕はない。ただ、序盤の項目は問題なさそうなので、中盤に見える、“電源スイッチを長押しして装置を止める”を実施。ちょっと間を置いて、もう1回電源を入れてみた。
……普通に動いてる。さっき起動した自動運転がもう1回始まったけど、さっきのエラーは発生しない。
止まっていた片付けを済ませて部屋に戻るものの、再度エラーを吐いてないか心配で、深夜に作業をしつつ何度か透析装置のある部屋を伺ってましたが、また鳴る様子はない。
翌朝、クリニックに連絡し、技師さんを経由して業者にも問い合わせ、装置の状態を確認した。機器に能古残っているログは、前夜に発生したSPUエラー以外に不審なものはない。指示に従い、CPUのチェックもしましたが、どうやら問題なく稼働しているらしい。
不安を抱えつつ昨日、今日と透析を実施してますが、今のところ同様のエラーは再発してない。ただ、それはそれで心配にはなる。あのエラーはいったい何だったのか。透析装置の管理システムが実質ちょっとしたパソコンと一緒であることを考えると、私のパソコン使いとしての経験と照らし合わせれば、たぶんCPUに過剰に負荷がかかったことが原因だと思われる。あのとき、装置には自動運転をさせてるだけで、私自身はCPUに負荷をかけることなどしてなかったんだけど、何が起きていたのやら。大真面目に私の命を預けている装置なので、これ以上何事もないことを祈る。
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