THE ALFEEも50年超え……。

THE ALFEE『THE ALFEE トリビュートアルバム 五十年祭』(Amazon.co.jp商品ページにリンク)

 今年でTHE ALFEEはデビュー50周年。先日の両A面シングルに続いてリリースされたのが、THE ALFEEとしては珍しいトリビュートアルバム。
 こういうのは年代や専門の異なるアーティストが多数参加しているのが面白いところですが、これはまた特に変わっていて、Chilli Beans.のような若手からスチャダラパーというヒップホップのベテランに演歌の大御所・坂本冬美なんてところから、声優の宮野真守なんてのもいる。ぶっちゃけ、私のお目当ては、東京03だったりします――確かに、単独では角田さんメインで音楽関係の仕掛けも多いし、バナナマンのラジオではネタ的に『メリーアン』を歌ったりしたこともありましたが、まさかこういうトリビュートに呼ばれてるとは。
 Amazon.co.jpに予約したので、発売前日である昨日には到着、既にひととおり聴いております。思ったのは、意外と素直なアレンジが多いこと。冒頭の打首獄門同好会による『メリーアン』やSEX MACHINEGUNSの『鋼鉄の巨人』は、それぞれのらしさを出しながらソロパートの構成もオリジナルに準拠している。宮野真守の『サファイアの瞳』や、お目当てだった東京03の『My Truth』も、かなり原曲に近いアレンジです。
 それゆえに、ちょっと強いインパクトがあったのは、Chilli Beans.による『シンデレラは眠れない』とTUBE『星空のディスタンス』。どちらもマイナーから入る、スピード感のある楽曲ですが、これを大胆にアレンジしている。原曲に近いアレンジで歌っているのもいいけれど、トリビュートの面白さは、それぞれの独自解釈を加えるところにもあるので、個人的にはこのふた組に特に痺れました。

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