松江旅行2025、２日目。

　以下は24日の記録です……初日のイベント書き上げるのに手間取ってしまって、見事にズレ込んだ。
　この日はいつもより２時間は早めに就寝して、１時間ほど早く起床。7時に宿のバイキングで朝食を摂ったら、本日のお出かけです。
　午前中に果たすべき用事は――透析です。
　実は、透析を始めた最初の２年くらいは、松江旅行の際、現地のクリニックで透析を受けていました。
　しかし、コロナ禍を境にして、二度ともお願いしていたクリニックがいちど受け入れを停止、コロナの対策がだいたい定着したあとは、こっちがけっこうギリギリのスケジュールで動くことが続いて、現地で透析するよりは、旅行当日の午前中に行い。帰ってきたその日にすぐ実施する、というかたちで空白を短縮していた。
　が、今回はそうはいかない。初日、早朝に家を出るので、透析をしている時間などない。帰った日には短い時間でも出来るため、空白は２日間、私くらいしっかり透析を続けていると、たま～にこのくらい空く分には問題ない、というのが医師の判断ですが、当事者からすると、これだけ間が空くと、若干しんどいのです。体内に残る毒素より、食事などで摂取した水分が溜まってるのが辛い。やはり、この旅行２日目に、出来れば３時間、枠がなければ１時間でも透析をお願いして、水分を抜いておきたい。
　幸い、事前の連絡で枠は確保出来たので、宿を出ると、旅行透析に行ってきました。お願いした施設は、2018年、2019年にも訪れている¹ところ。
　……しかし、外はまた雪が積もってる。
　恐らく、昨晩の酒林堂八雲終演の頃に起きた吹雪が断続的に続いて積もったのでしょう。若干うんざりしつつ支度をして宿を出たところ、雪は止み、ちょっと青空も見えている……私はついているのか、そうではないのか。
　宿から30分ばかり、ほとんど足跡のついてない雪道を歩いて、本日お世話になるクリニックへ。前にも透析をお願いしているとは言え、結構間が開いたため、色々と戸惑いはある。こっちも透析装置とデータの扱いがデジタルに移行してる、とか、回路などの扱いにけっこうスタンスの違いがあったり、とか。折角なので、何も言わず穿刺をお任せしたら、まったく刺したことのないところに針が入ってました。久々に痛かった。
　機器の違いや方針の違いなどに感心しつつ、iPhoneで書き物をしたり、ちょこっと読書をしているうちに、あっという間に２時間経過。ひたすらに歩き回ったせいか、体重の増えがさほどではなかったので、このクリニックでは異例なくらい短めに済ませてもらいました――色々と動き回りたいし、そもそも２日目はお昼、行きたいところがある。
　昼食の前に、観光物産館に立ち寄って、お土産を一通り買い揃える気でいたのですが、クリニックを出たときには陽が射していたのに、突如としてまた雪殴りの横。しかも困ったことに、持ち込んでいた折り畳み傘を、宿の部屋に置き忘れていて、雪と風をしのげない。やむなく、少し戻ったところにあったコンビニでビニール傘を購入して移動。大して歩かないうちに、吹雪と呼びたくなる降雪は収まりましたが、その後もときどき風花のようなものが落ちてくるので、面倒だから差したまま移動。リュックとは別に提げていた、透析中に着るパジャマを詰めたトートバッグがずぶ濡れになりそうだったので、物産館は諦め、当初の目的地へ。
　向かったのはカラコロ工房。去年の秋に、ここに入っているラーメンゴイケヤというお店が非常に美味しかったため、今度も再訪する気でいたのです。
　その後もこまめにＳＮＳなどをチェックしていて、いちばん気になっていたメニューを注文――ブッ飛びました。これ、個人的に、ここ数年に出会ったラーメンの中で一番好きかも知れない。後日、項を改めて、ちゃんと感想をアップします。
　大満足で、宿に戻る――なにせ昨日は早朝からぶっ続けで動き回り、そろそろ脚にダメージが出てきている。夕方にまたイベントが控えていますが、それまでどこかで時間を潰すにしても、やっぱり寒すぎる。
　書き物をちょっとだけ進めたあと、疲れを取るため一眠り。起床して、また書き物を進めつつ、昨晩一口だけ飲んで、部屋備え付けの冷蔵庫に仕舞っていたコーラを飲もうとした、そのとき。
　軽く弾けて、ちょっと噴き出ました。
　見れば、中が細かく凍っている。いわゆる過冷却状態になっていて、開けた瞬間に細かく結晶化、そして上に溜まった炭酸が一瞬、弾けたらしい。冷蔵庫に問題があったのか、この寒さでおかしくなったのか不明ですが、いちおうフロントに連絡。設定を調整してもらい、先方のご厚意で、コーラも新しいものをいただきました……まあ、本当にちょっとしか飲んでなかったし、いちおう設備トラブルという扱いになるはずなので、ここは素直に受け取りました。実際、冷蔵庫のなかの設定からすると、そこまで冷えるはずはなかったのだし。