慣れてきたのかナメられてきたのか。

 6月から段階的にやって来た新参猫3匹は、おおむね我が家に馴染みきりました。
 マリちゃんとなっちゃんはもはや完全にうちの子です。私たちの生活のペースを理解してます。母が帰ってくるくらいの時間帯には2匹ともリヴィングとかキッチンにいて、マリちゃんは食事の支度をする母におこぼれをねだっている。私が透析を始める頃になると、膝に上がりたがります。ただ、まだ準備が済んでいないときに来るので、強めに「駄目」と制すると、いちおう我慢してくれます。なっちゃんは、母が諸々片付け終わって、リヴィングのソファで小休止しているタイミングで現れ近くで転がっている。
 実は、3匹目のにチコちゃんも、そういう意味では私たちの生活リズムを把握している。私の透析が終わるくらいの頃合いになって、母が完全に自分の部屋に戻ってくつろぐ頃に、隠れ場所からふらり、と現れて、母に甘ったれるらしい。で、私が後片付けを済ませ、階下の電気を消し、階段の電気を点ける頃に、部屋を出て行って、隠れ場所に戻っていく。失礼である。
 ただ、この帰るタイミングがだんだん緩くなっている。前は、私の気配を感じると大急ぎで逃げ去っていたのですが、だんだん動きが悠然としてきました。昨晩など、階段を上がっていく私を尻目に、悠然と階段の上を横切り、近くまで来た私が伸ばした指先に鼻を寄せてきた。普通に、慣れてきた証の仕草です。
 ……それでももう一歩進んで、廊下で撫でさせてくれることはしない。
 ただ、話によると、前の飼い主のところにいたときもそんな具合だったらしい。昼間は姿を見ることも稀だけど、夜になると、飼い主に甘えていた。
 恐らく、そのときの飼い主に近いポジションになったのが母で、私はもうひとつ気を許してない同居人、という扱いなのです。
 移動中に構わせてほしい、とは思うけど、贅沢は言わない。せめて、部屋でボーッとしてるときとか、出来れば透析中に近くまで来て、撫でさせてくれるくらいには親しみを持ってほしい。
 前述の通り、気を許している様子はある。ゆっくりとだけど前進はしている。早く、完全に目の前でリラックスしてくれますように。
 ……というか、チコちゃんに手こずっているせいで、マリちゃんとなっちゃんについて触れることが少なくなってるよ。折角早々と慣れてくれたのに。

コメント

タイトルとURLをコピーしました