たぶん昨年末に、2020年4月リリースの『心霊曼邪羅22』を鑑賞。女性2人で出かけた旅先で起きた怪異の記録《湖畔の闇》、占い師の女性との対談を記録した映像に怪しい影が紛れ込む《取り憑かれた女》、お試しで民泊に滞在しようとした女性たちが遭遇した奇禍と背景を追う《違法民泊の事情》前後編など、全8篇を収録。
最初の頃は、怪奇映像としては楽しめたので、多少は期待していたのですが、正直、巻を追うごとに微妙になってます。
最大の問題は、次第に添えられるようになった取材パートで加えられるエピソードや展開に、いまいち説得力がないことです。
長篇《違法民泊の事情》がもっとも典型的です。怪奇映像自体の展開も不自然なら、その背景を探るドキュメンタリー部分も不自然。
まず、目の前で友人が苦しんでいて、危険だと思う状況なら、119番にかける、外に助けを求める、などそちらの対処にまず注意が向かう。目の前で奇妙な出来事が起きても、そちらに気を取られることはちょっと考えにくい。取材のあとで発見される別映像にしても、撮影者の行動が、当事者として不自然極まりない。たぶん、あそこで出て行く人はいないよ。
当初の映像を提供した人物の、インタビューに対する受け答えも奇妙です。少なくとも、まともな神経のある人なら、当時の体験についてあんな軽薄な喋り方は出来ない。よっぽどの人でなしだ、と仮定しても、スタッフはそのことに多少なりとも違和感を抱くのが普通でしょう。簡単に受け入れてしまっているから、はじめからそういうシナリオをスタッフ側が用意したから、不自然だと想像つかなかったんだろうな、と捉えてしまう。この不不整合は、けっこう致命的です。
そういう意味では、怪奇映像の尺そのものが短く、説明も少ないエピソードの方がまだ見ていられるんですが、《事故物件の洗面所》のようにあまりにもパターン化された映像だったり、《竹藪の遭難》の映像と噛み合わない説明、《廃神社》の展開に釣り合わない撮影者の反応など、それぞれ細かに首を傾げるところがある。
なんで鑑賞した日が曖昧なのかと言えば、年の瀬の奇妙な慌ただしさに紛れて鑑賞して、まったくインパクトを残さず、簡単な粗筋を書くのも気が進まなかったからです。なんかもう、このシリーズにはあまり期待が持てないかもなー……と言いつつ、とりあえずもうちょっと借りてみるつもりではいますが。
友達が大変な目に遭ったひとの行動だろうか。[レンタルDVD鑑賞日記その925]
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