
仕上げ次第アップしている『八周目のレオーネ』、このやり方だとどうしても間隔が空いてしまう。また、もともとこういう作品だけ書いているわけでもない。並行して執筆していた別作品も並行して順次発表しようかなー、と思う傍ら、せっかくだから、もう入手困難な発表作とか、色々あって書いたけど未発表になった作品とかを、ときどきアップしてみようか、とずっと考えてました。
『~レオーネ』のほうの執筆も、私としてはだいぶノっていますが、今日明日にはアップ出来ない気がするので、意を決してアップしたのがこちらの短編、『
あんまり執筆時期とかを記録に残していなかったため、正確にいつ書き出したのかは定かではありませんが、大元にしたデータは2003年に製作したことがタイムスタンプに残ってました……23年前です。
本篇を執筆した頃は、とある事情から平安時代の風俗に関する資料を色々と読み漁っていて、いずれもっと長い作品を執筆するつもりで、機会があって構想したのが本篇でした。
結局、発表には至らなかったのですが、本人としてはけっこう気に入っていて、ホームページの企画として、希望した方にだけ読んでいただいたことがあります。どうせ未発表作品を出していくなら、最初はこれにしよう、と前々から考えていたのです。
しかし、これがけっこう大変でした。
平安時代ならではの文化や単語を多用しよう、と意図して書いたので、たぶん知識のない方がするっと読めない単語が多い。元のファイルにルビの指定はしてあったものの、「これでは足りない」とチェックして、ぜんぶ振り仮名をつけていくのが、地味に大変でした。原稿用紙に換算してだいたい42枚くらいなんですけど、2時間以上かかってます……並行して、気になった文章もちょこっとだけ直してたりして。文章に昔話のようなテンポが欲しくて書き方にだいぶ試行錯誤して、けっこう苦労した記憶があります。
当時複数読んだ資料から得た、平安の京の闇もあえて盛り込んだため、だいぶタークな内容です。そのため、アップするに当たって、セルフレーティングを設定せざるを得ませんでした。なんの予備知識もなく読ませてしまうのはさすがに申し訳なかった。
平安時代の資料を読んで書いていたものの、一次資料にあたって書いていたわけではありませんから、たぶん詳しい方が読めば、引っかかる点ばかりだと思います。しかし、頭に思い描いた物語世界がきちんと構築出来たので、自分としては気に入っていた作品です。楽しんでいただければ幸い。


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