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西條八十[著]/芦辺拓[編]『あらしの白ばと』

少女を苦しめる悪漢に立ち向かうのは、勇敢な少女3人で構成された《白ばと組》。詩人として知られる著書が手懸けた、現代に大きく先駆けた少女冒険活劇。
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『シティーハンター(2024)』

新宿の揉め事を片付ける凄腕の“掃除屋”冴羽獠の活躍を描いた人気コミックを、鈴木亮平主演でコミカルにクールに完全実写化。
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甘美なる破滅の調べ。

カルト的名作の復活、女学院の生徒達の失踪が思わぬ波紋を招く『ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版』を鑑賞。忘れがたい余韻を残す、鮮やかな悪夢でした。
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吉村昭『羆嵐』

日本獣害史最悪と呼ばれる事件は如何に起き、どのように決着したのか。記録文学の名手が密度の高い筆致で描き出す。
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小泉凡『小泉八雲と妖怪』

ラフカディオ・ハーンは如何にして小泉八雲となり、日本文化の伝道師となったか。八雲の曾孫に当たる著者が、八雲自身の眼差しを借りて描く伝記。
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芦辺拓+江戸川乱歩『乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび』

探偵小説の大家が連載3回で中絶した伝説の作品に、当代の奇想派が筆を加え、中絶した背景までも取り込んだ本格ミステリ。蔵の密室、不可解な記号、降霊会、そして書簡という形式での発表、それらの謎が繋がっていく。
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シティーハンターが本当に、新宿にいる。

どーしても我慢できなくて、Netflixにて配信されたばかりの『シティーハンター(2024)』を鑑賞。本当に、これこそ現代に最適化された、完璧な実写化。
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たまには気分を変えねばなのだ。

追い込み真っ最中ですが、昼食の買い出しがてら、ぶらついてきたのです。
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綾辻行人『人間じゃない〈完全版〉』

著者のデビュー30周年となる2017年、まだ単行本に収録されていなかった作品をまとめた作品集に、同年発表した短篇を追加した〈完全版〉。
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孤独な魂が響きあう。

山田太一の小説を、イギリスを舞台に移し再映画化した『異人たち』を鑑賞。加えられたもうひとつのテーマが効いて、優しくも切ない物語に昇華されている。映画としても美しい。