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小泉節子『思ひ出の記』

日本の“怪談”都、それを生み出した風土を世界に伝えた小泉八雲を、私生活においてだけでなく執筆のうえでも支えた妻が、亡くなった八雲の姿を語る回想録。
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背筋『穢れた聖地巡礼について』

『近畿地方のある場所について』の第2長篇。心霊系配信者のファンブックという企画が炙り出す闇。
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ジョン・ディクスン・カー/白須清美[訳]『悪魔のひじの家』

《緑樹館》を徘徊する幽霊が、住民を銃撃した――この奇妙な謎に、ギデオン・フェル博士が挑む。本格ミステリの王道にして意欲作。
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福井県立図書館『100万回死んだねこ 覚え間違いタイトル集』

図書館に本を探しに来る人々の、微笑ましい覚え間違いを紹介しつつ、図書館のサービスの意義にも触れることの出来る1冊。
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『劇映画 孤独のグルメ』

記憶にある最高のスープを求めて井之頭五郎は世界を彷徨う――深夜の食テロドラマ、まさかの映画化。
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中野京子『展覧会の「怖い絵」』

絵画に秘められた恐るべき背景を読み解く人気シリーズ、初の展覧会に併せて刊行された第5弾文庫化。
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折原一『異人たちの館』

失踪した男性の伝記を依頼された売れない作家が踏み込んでいく、謎の迷宮。著者初期の傑作。
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神も仏もみんなダラダラ。

『聖☆おにいさん THE MOVIE ホーリーメンVS悪魔軍団』を鑑賞。ひたすらに緩い、だがそれがいい。
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『嘘解きレトリック 最終話』

最終回は、自分のことだけ嘘をつく女。鹿乃子にとっていちばん厄介な相手、だけどこの世界は最後まで優しいし、鹿乃子の物語におけるターニングポイントでもあったりする。
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『嘘解きレトリック 第10話』

鹿乃子の母が九十九夜町にやって来た。会うこともなく帰ろうとする彼女に、左右馬は何を語るのか。最終回を前に、優しさと思いやりが迫ってきます。