先日、母の友人のご主人が亡くなりました。だいぶ末期の状態でガンが判明、もう手の施しようがなく、入院して緩和治療を続けるか自宅で静かに余生を過ごすか、という2択で後者を選び、帰宅して1週間ほどで他界しました。
母の友人、と言っても、元を正せば古くからの家族付き合いで、幼少の頃には他の家族とも連れ立って旅行に行ったことのある仲です。間もなく納骨ということなので、その前にいちどお線香を上げさせてもらうべく、午前中にお邪魔させていただいた。
……でも実のところ、主目的はこの子だったかも知れません。
名をシロキチと言います。こちらのお宅では前から猫を飼っていましたが、可愛がっていた先代が亡くなったあと、入れ替わるように居ついたらしい。もともと外にいた猫で、いまも自由に出入りしていて、近くに駐禁を取り締まるような場所がないのに、駐車監視員がわざわざ寄り道して構うくらいご近所には存在を知られているそうな。前々から話は聞いていて、いちど会いたかったのです。
人懐っこい、というより寛容で、別に甘ったれはしないけれど、いつまでも撫でさせてくれる。イライラしてくると甘噛みしたり猫パンチをかましてくるそうですが、今回はそこまでには至らなかった。またそのうち構いに来よう。
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