電子書籍のコミックを読むときや、パソコンを取り出すほどでもないけど大きな画面ですぐ参照したい、という調べものをするときなど、Androidタブレットを愛用してます。
しかし最近、使っているタブレットがめっきり不調に陥っていた。起動に時間がかかる、電子書籍アプリがやたらと落ちる、挙句はシステムＵＩまで停止する……ＵＩが動かないのにどうしろと。
ちょうど、タブレットで利用している回線の支払いを別の形にしよう、と考えていたところで、もはやキャリア側が求めるセキュリティ対策すら出来ず、自宅ではどうしようもない、という事実に行き当たり、予約のうえ、日曜日に最寄りのドコモショップを訪問しました。
で、ことのついでに、しばらく考えていたことをすべて実行してしまいました。
まず、契約の変更。あくまでサブとして契約していましたが、正直、ほんとーに使っていないのです。自宅にいれば、Wi-Fiでこと足りるし、そこでWi-Fiが繋がらないからモバイル通信に変更しちゃいまーす、なんて言われても困る。
いっそのこと、通信自体解約しちゃおうか、とも考えましたが、非常時にはサブとして有効になる可能性もあるので、回線自体は維持し、低価格プランに変更することに。店頭でのサポートなどに手数料がかかるようになりますが……ぶっちゃけ、端末のトラブル以外で悩むことはほとんどないし、もうひとつ考えていたことを実行するなら、余計に訪問する必要はくんと減る。だいぶ考えましたが、思い切ってプランを大きく変更しました。これで基本料金自体がだいぶ下がる。
ふたつめは、タブレットの新調です。騙し騙しなら使える、とは言い条、なにせもうとっくにメーカーがシステムのアップデートをしなくなっちゃってるので、どんどんアップデートしていくアプリの動きが鈍くなっていく。契約を変えて、負担がちょっと減ったことだし、まだしばらくはサポートのありそうな新機種にしました。
購入したのは、LAVIE Tab T10d。決して機能はふんだんではないけれど、馴染んだ遣い方はすべてフォローしているので問題ない。しかも、Wi-Fiモデルなので、思わぬところでモバイルデータ通信に頼ってしまうこもない。
ということで、折角契約し直したのに、タブレットから追い出されたSIMは、メインで使っているauのiPhoneに挿しました――つまり、考えていた３つ目のことは、iPhoneのデュアルSIM利用です。
これも前々からの不満だったのです。お店のアプリではd払いに対応しているものもあって、出先で利用しよう、と考えても、auの回線では認証が出来ない。折角契約があっても、タブレットを自宅から持ち出さない限り、サービスが利用できない。
実は、回線契約なし、dアカウントへの登録だけなら、他の認証法で利用できることになっていて、それがどーしても釈然としなかった。だからいちどは、回線契約の解除まで検討したのですが、使わなくなったSIMをiPhoneに移してしまえば、d払いでないといけない場合は切り替ることで対応出来る。
さすがに諸々、設定の調整が必要なので、用事を入れていない今日の午前中、レコーダーの整理と運動を済ませてから、いよいよiPhoneのデュアルSIM化に着手しました。
新しいタブレットは月曜日には稼働を始めていて、使いたいアプリの設定はだいたい移してある。というわけでまずは、古いタブレットの初期化――移転してないものもあったかも知れないけど、よく使うものは移したし、そこで思い出しもしないものはなかったことにする。
続いて、iPhoneのSIMを、物理からeSIMに変更する。これもだいぶ考えましたが、タブレットに使っていた物理SIMはeSIMへの切り替えにややタイムラグが生じ、あれこれ設定も必要なのに対し、iPhoneは本体の設定画面から簡単な手続で変更出来る、と判明したため、iPhoneの契約対象だったauのSIMを変更しました。
……本当に、あっという間に済んじゃった。簡単すぎて不安になりますが、ちゃんと電話はかけられた。
そして仕上げに、古いタブレットからSIMを取り出し、iPhoneに残っている、もはやただの小さな板と化したものと入れ換える。作業は電源を切って行い、再度電源を入れれば、あっさりと認識してしまった。
そのあと、メールを使用するためのプロファイルのインストールや、dアカウントの登録、そして長いこと念願だったd払いの設定を完遂して、無事にデュアルSIMに切り替え成功。これで非常時、たとえばauだけが何らかの理由で通信不能になったとしても、連絡は取れるようになりました。
心配なのは、副回線に設定したsocomoの回線に繋ぎっぱなしにして通信を多用してしまうことです――何せ、最安値の契約だから、通話はその都度課金されるし、ちょっと余分にデータ通信をすれば、すぐに料金が上がってしまう。よそでときどき必要になるdアカウント経由の認証以外では、なるべく使わないように注意しよう……。
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