透析を実施する際、予め体重を計測し、医師の設定したドライウェイトを目指して、透析装置に身体から抜く水分の量を設定します。
ただ、このドライウェイト、施設で透析をする場合はかなり厳しめに設定し、水分を余計に摂取しないよう努めますが、在宅透析の場合、こまめに透析を実施するのが基本なので、ドライウェイトが若干緩めに設定されている。多少水分が余っていても、心臓などへの影響は少ないし、とりわけ夏場は、放っておいても汗を掻くものなので、問題ないのです。
しかし私は基本、身体の状態を確認しつつ、ギリギリを攻めるのが一種の趣味みたいになっている。
いよいよ暑さが本格化するなか、やや衰え気味だった体力を恢復させるため、『リングフィットアドベンチャー』を用いた運動も再開しているので、最近は発汗量が多い。お陰で、先週土曜日に透析休みをはさんても、月曜日にはドライウェイトまで引けてしまった。
ただ、そうなると、毎日汗を掻くこの時期、次の透析のときに引く水分が少ない。水分を大量に引きすぎると身体に負担がかかるので、増加分が少ないのなら、透析時間いっぱい使ってゆっくり引けばいいのですが、そこで私の悪いクセが出てくる。どこまで除水出来るのか、試してみたくなるのです。
もちろん、数値や体調に異変が起きたら、無理はしません。血圧の低下や、体調の変化があればすぐに余計な除水は控えて、そのギリギリを狙う。
……結果、ドライウェイトより1キロぐらい余計に引けてしまった。
そもそも余裕を持って設定しているうえに、透析前の計測で出たドライウェイトからの余剰が少なく、余計に水分を引いてもペースがゆっくりだから、身体への影響が少ないと思われます。実際、血圧や血液の濃度は充分に余裕がありますし、自覚する体調の変化もない。
この感じなら、もっといけるんじゃないかな~、とうっすら思う一方で、いくら影響が窺えないからと言ってドライウェイトからこれだけ引いてしまうと、翌日、うっかり水分を摂りそこねたら簡単に熱中症になるのでは、という危惧もある。さすがにこれ以上は詰めない方がいい、と思われます。
……あくまで自分の身体の問題だし、確認出来る状態からは異常を確認してないのでやってることとはいえ、さすがにちょっと遊びすぎている気はする。まあ、毎日のことだし、こういうのもひとつの楽しみとしているから、私は在宅での透析がまったくストレスになってない、という側面もあるので、認められる範囲で実験は続けてしまうのでしょう。
ドライウェイトの限界との戦い。

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