あんかけは熱くていいのだ。

 2月19日の映画鑑賞のあとの話。

 TOHOシネマズ日本橋で映画を観たあとは、日本橋ふくしま館のイートインにて昼食を摂るのが概ね習慣になってます。ただこの頃は、お気に入りの老麺まるやや坂新が来ている時機に合わせてスケジュールを調整しがちで、他の店舗が来たときに訪ねることが減ってます。
 しかしこの日は、そういうスケジュール調整の兼ね合いで、前述の店舗が来ていないタイミングで訪問することになった。もし興味を惹かれるメニューなら、久々に開拓してみよう、と思い、毎日新商品やイートインで出来る食事を告知しているふくしま館のfacebookアカウントを確認してみたところ、まさしく惹かれるメニューがあったため、味を確かめてみることに。

麺家心花の味噌あんかけちゃんぽん。

 この日のお店は、福島県伊達市に店舗を構える麺家心花(ときめき)。注文したのは、ふくしま館では初めて提供するらしい、味噌あんかけちゃんぽんです。
 そもそもちゃんぽんはラーメンなのか、という疑問があるかも知れませんが、定義は色々あれど、基本の構成はラーメンと一緒なので、私はラーメンと捉えます。『ラーメン大好き小泉さん』で扱ってるからいいのだ。
 ちゃんぽんと言えば、たっぷりの野菜と中太ストレート麺。こちらのメニューはそれに加え、スープを味噌のあんかけにしている。とりあえず、あんかけを啜る。
 熱い。
 スープをアツアツで提供することをポリシーに掲げるお店も行ったことはありますが、ここまで熱かったのは初めてです。そもそも保温性の高いあんかけを、しっかりと温かい状態で提供してくれているからでしょう。
 冷ましつつ啜ると、とても旨い。味噌の風味もありますが、そもそも中華風のあんかけの甘辛な味わいがしっかり効いていて、そこに味噌が風味を加えている印象。
 続いて麺を手繰る。個人的にはスープのよく絡む中太縮れ麺が大好きで、ストレートはそこまででは、なんですが、そもそも麺にやたらと絡むあんかけの場合はストレートでも何の問題もありません。もちもち感よりも弾力を感じる麺が、アツアツの餡を纏ってくるので、こちらも最初はかなり熱い。しかし、美味しいので、ひたすら箸を進めてしまう。
 具材の方は、味噌あんかけの濃い色のためにいまいち全体像が見えませんが、もやし、人参、キクラゲに細切りのカマボコなどがあり、あんかけと共に様々な食感が上ってきて変化が豊か。
 面白いのは、肉がどうやら豚の角煮らしい。タレの味をじっくり吸わせた、というよりは、あんかけと近い味付けでよく煮込んだようで、とても馴染んでます。肉そのものは、歯応えを留めつつも箸で解れる柔らかさで、脂は蕩けて甘い。個人的には、肉の部分がもうちょっとしっとりとしている方が合う気はしますが、これでもアクセントとして充分に効いている。
 熱さに慣れるのか、気温が低いのでこれでも冷めていくのか、どんどん食べるスピードは上がる。まったく飽きない。しかも、餡だけでなく、味噌自体にも保温性があるからなのか、気づくと身体が暖かくなっている。この日、映画を観に来たのはスケジュール調整の結果による偶然でしたが、ちょうど寒い日に当たったのは幸いだったかも知れません。
 持病の都合もあり、いつもは申し訳ないと思いつつもスープは残すのですが、今回、このあんかけは飲み干さずにはいられませんでした――まだ具材もあったし、風味豊かだけど決してクドくなくて飲みやすかったし。
 私の記憶では、このお店がふくしま館のイートインに来るのは何ヶ月かにいちどくらいのペースですが、もしまくタイミングが合ったらまた訪ねたい――ただ、この味噌あんかけちゃんぽんが私にどストライクすぎて、もし他のメニューだったら思案してしまうかも知れない。そのくらい好みの味でした。

麺家心花出店時の日本橋ふくしま館店頭に掲示されたメニュー一覧。
麺家心花出店時の日本橋ふくしま館店頭に掲示されたメニュー一覧。

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