日比谷しまね館を訪ねてみた。

 映画鑑賞のあと、隣接する日比谷シャンテの地下に赴き、先月オープンした日比谷しまね館を覗いてきました。日本橋にあったときは時々立ち寄り、お気に入りだったあごだしスープを買ってたんですが、そちらが今年初めに閉店してしまった。本当は4月頃にこの日比谷にて後継店がオープンするはずでしたが、コロナ騒ぎの影響で遅れていたのです。日比谷界隈で映画を観る際に覗こう、とずっと思ってましたが、時間の兼ね合いでなかなか機会が掴めず、本日やっと訪問。
 移転とともに運営会社が変わる、という話を聞いていたので、品揃えが変わってしまうことを危惧してたのですが、ざっと眺めた印象では、それほど極端な変化はない。強いて言うなら、干物などの海産物の割かちょっと減ったぐらいではなかろうか。お気に入りのあごだしスープもちゃんと揃っていたので、とりあえず2袋購入。
 前のアンテナショップといちばん違うのは、飲食スペースが用意されていること。何があるのか、と後ろから覗き込んでいると、カウンターの奥に日本酒の瓶が並んでいる。
“王祿”の瓶もあった。
 王祿酒造は松江の酒造会社で、全品無濾過を貫き、商品管理も厳重に行っている。それ故に、販売店にもマイナス5度の冷蔵庫での保管が求められるため、地元ですらごく一部のお店にしか卸していない。都内でも特約店は6店舗しかリストには載ってないのです。数年前の怪し会で飲んだとき、あまりの美味しさにおかわりを続け、お土産の販売がないのを心の底から惜しんだものです。そのうちどーにか特約店を訪ねて買ってこよう、と思っていたので、もしかしたら、という期待に一瞬、昂ぶってしまうのもご理解いただけるのではないでしょうか。
 さっそく従業員のかたに「王祿置いてますか?!」と訊ねてみました。
 やっぱり、置いてませんでした。
 案の定、温度管理の点がネックになったらしい。地酒はほとんど揃っているのですが、ほんとに“王祿”だけが入らないらしい。しかし、せめて瓶だけは、ということで、カウンターの奥に並べていたそうです。こちらも事情はよく理解してるので、大人しく引き下がりました。
 というわけで、初訪問のお買い物は、あごだしスープのみ。またそのうち来ます。

 ちなみに昼食は、悩んだあげく、めん徳二代目つじ田 御茶ノ水店でつけ麺をテイクアウトすることに。日比谷界隈のラーメン店を新たに開拓しようか、とも思ってたんですが、感染症予防のために座席を減らしているお店が多いことを考えると、まだ人出が多くないとは言い条、休日の昼時に立ち寄るのは少し気が引ける。
 駐車場に入る前に電話で注文、ゆっくりと支度してから退出して移動すると、ちょうどお店に着く頃には準備が出来ている。つけ麺は好きだけど食べるのに時間がかかるほうで、空席待ちが出るようなお店では気が急いてしまって落ち着かないたちです。そんな私には、このやり方が待ち時間もなくて助かる。今後もこんな感じで、つじ田を利用する機会が増えそうです。

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