本日の見出し

洗濯脱水

 昨日採りあげずに今日採りあげるのもどうかと思うが仕方ないやんネタを優先させちゃったんだから。

 まあそれはさておき、繰り返し聴けば聴くほど本当に良いアルバムです。所さんらしい笑いも鏤めつつごく完成度の高いフォークも収録されていて、最後には『ご自由にどうぞ』で父親の悲哀を描いてホロッとさせる。さりげなく適当に作っているようでいて計算が垣間見える、一筋縄でいかない作品でもあります。

 見出しの一曲はほとんどが坂崎幸之助ひとりの演奏でまかなわれているなか、最も多くのミュージシャンを投入し、なかなかカラフルな仕上がりになっている一曲。宇崎竜童が参加していることは昨日も書きましたが、更にギター・ソロを高見沢俊彦が担当している。他の曲よりもコーラスに厚みがあり、かなりふざけた歌詞ながらも結構は整っている。笑いながらも感心させられてしまう代物です。

 ところで。

 これをBGMに色々作業しながら、ふとリーフレットのスタッフ一覧を眺めていて、――ある名前が目に留まった瞬間、軽く仰け反った。

   Director: 吉田政美(Vap)

 ……グレープの相方やん。

 この方がVapに在籍しているのは知ってましたが、まさかこんなところで名前を見るとは。驚くと共に、フォーク・ミュージックとしての完成度の高さもこれで改めて頷けたのでした。

コメント

  1. kazume_n より:

    ああ。お子さんに「宇宙」という恥ずかしい名前をつけた吉田さんですね。グレープ解散後何をなさってるのだろうと思ったら、そんなお仕事だったんですねえ。

  2. tuckf より:

    十数年前にレーズン名義で復活したとき、職場に自分の机が残っているかどうか心配する、という一幕がありました。その後もときどきアルバムや長崎でのイベントの時など折に触れさだまさしの活動に加わっています。問題の職場での仕事に出会ったのはこれが初めてだったものでちと驚きました。……ちょっとぐらい自分でも弾けばいいのに、と思いましたがそういうわけにもいかないんだろうなあ。

タイトルとURLをコピーしました